5分でわかる!いよいよギリシア人の侵入
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この動画の要点まとめ
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ギリシア人の種類|ドーリア人、イオニア人、アイオリス人
実は、ギリシア人の中にもいくつか種類があります。
代表的な民族が、 ドーリア人 、 イオニア人 、 アイオリス人 の3つです。
この3つの民族が、ばらばらの時期に侵入してきました。
この中でも皆さんに覚えておいてほしいのが ドーリア人 です。
ドーリア人はギリシアに 鉄器 を持って侵入しました。
そのため 彼らの戦闘力はとても高かったと考えられています。
ドーリア人が鉄器を携えて侵入してきたため、ギリシア世界は混乱しました。
ミケーネ文明の崩壊後は「暗黒時代」
ギリシア人の侵入により、ミケーネ文明は崩壊してしまいました。
ミケーネ文明崩壊後の400年間は、史料に乏しくどんな時代だったのかよくわからないため、 暗黒時代 と呼ばれています。
「暗黒時代」とはいっても、人びとが暗く沈んでいた、ネガティブな時代だったわけではありません。
史料がなくて、どんな時代だったのかよく分からない ことを「暗黒時代」と表現するのです。
ポリスの成立
暗黒時代の特徴として、あくまで推測なのですが、次のようなことが考えられています。
ギリシアは 山が多い地形で大きな河や平野はなく、降雨量が少なかった ため、 農作物の栽培には適していませんでした。
そのかわりに オリーブ や ブドウ といった 果樹栽培 が発達しました。
ただし、オリーブやブドウは主食ではありませんね。
そこでオリーブやブドウを商品に加工して輸出し、かわりに穀物を輸入していました。
このような生活の特徴から、ギリシア人は 有力者を中心として集団生活を送るようになりました。
これを 集住(シノイキスモス) といいます。
彼らは集まって知恵を出し合い、どのようにすればうまく取引ができるか考えたのです。
このようにして成立した都市国家を ポリス といいます。
ポリスでは、有力者が中心となって 貴族政治 が行われるようになりました。
植民市の建設/ビザンティウム、マッサリアなど
ギリシア人たちは、交易の拠点として各地に 植民市 を建設しました。
代表的な植民市に ビザンティウム (現イスタンブル)、 シラクサ 、 マッサリア (現マルセイユ)、 ネアポリス (現ナポリ)があります。
これらは ギリシアの外に建設された、貿易をするための都市 です。
植民市 という呼び名と、代表的な植民市をおさえておきましょう。
ポイントの2つ目は「ギリシア人の侵入」です。
いよいよ ギリシア人 がギリシア世界に入ってきます。
まずはこちらを見てください。