ポイントの3つ目は「ギリシア人の街づくりと仲間意識」です。
まずは 街づくりの特徴 をみていきます。
こちらを見てください。

ギリシア人がつくった街の特徴として、 アクロポリス （丘）と アゴラ （公共広場）が挙げられます。
アクロポリスは、ポリスの中心部に位置する丘です。
市民の信仰上の中心 で、神殿が設けられました。
また、戦争など非常時には 要塞の役割も果たしました。

ギリシア人たちは、普段は アゴラ と呼ばれる広場で生活を送りました。
アゴラはポリスの中心部にある 公共広場 です。
交易や集会、裁判などが行われました。

続いて、ギリシア人の持つ 仲間意識 についてお話します。
こちらを見てください。

ギリシア人は、自分たちのことを ヘレネス と呼びました。
一方、異民族のことを バルバロイ という蔑称で呼んでいました。
バルバロイとは「 聞き苦しい言葉を話す人 」という意味です。
こうした呼び方から、仲間意識の強さがうかがえますね。

ギリシア人は、宣戦布告や和平締結といった重要なことを決める際、神様にその是非を問うていました。
有名な信託が デルフォイの神託 です。
また、ギリシア人はそうした神々を信仰し、神々に捧げる祭典を行っていました。
それが オリンピアの祭典 です。
オリンピアの祭典は 4年に1度、男性だけで開催されました。
なんと 戦争中であっても、オリンピアの祭典の期間中は休戦になったのです！

ギリシア人の街づくりの意識と仲間意識、それぞれのポイントをおさえておきましょう。