5分でわかる!ポリスの対立
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この動画の要点まとめ
ポイント
ペロポネソス戦争/スパルタ率いるペロポネソス同盟がデロス同盟に反発!
アテネ中心のデロス同盟に反発する諸ポリスは、 ペロポネソス同盟 を結成しました。
この2つの同盟が衝突したのが ペロポネソス戦争 です。
ちなみに、ペロポネソス同盟の中心にいたポリスが スパルタ でした。
この戦争の最中、アテネでは疫病が流行し、 指導者ペリクレスは病死してしまいます。
ただ、ペリクレスの死後も戦争は終わりません。
ギリシア世界は ポリスがお互いにつぶし合う、内乱状態となりました。
デマゴーゴスの登場と衆愚政治
ペリクレスの死後、アテネには デマゴーゴス(デマゴーグ) と呼ばれる 扇動政治家 が登場します。
彼らは巧みな話術を用いて、無責任な発言で民衆を扇動しました。
デマゴーグはおしゃべりが上手で、人びとをのせるのはうまかったのですが、彼らの発言に政治的な一貫性はなく、結局は自身の人気集めにすぎませんでした。
ちなみに、デマゴーグの無責任で根拠のない発言を デマ といいました。
現在でもデマという言葉は使われていますよね。
デマゴーグが登場したため、アテネの民主政治は堕落してしまいました。
このような政治を 衆愚政治 といいます。
アテネを破ったスパルタ、スパルタを破ったテーベ
このペロポネソス戦争、最終的には スパルタがアテネを破ります。
ギリシア世界のリーダーはスパルタになったわけです。
しかし、内乱状態のギリシア世界においては、スパルタの覇権も長続きしませんでした。
ギリシア世界のリーダーとなったスパルタに、戦いを挑むポリスが登場します。
それが テーベ(テーバイ) です。
エジプトにもテーベという都市が出てきましたが、ここではギリシアにあったポリスを指します。
テーベはスパルタを破り、ギリシア世界の覇権を掌握しました。
このように、ギリシア世界はポリス同士が互いにつぶし合う状態でした。
テーベがスパルタを破るまでの流れ、しっかり覚えておきましょう。
ポイントの3つ目は「ポリスの対立」です。
デロス同盟 を結成し、ギリシアの支配者であるかのようにふるまう アテネ 。
そのアテネに対し、とうとう反発するポリスが登場します。
こちらを見てください。