5分でわかる!ギリシアの内乱は「隙」をつくった!
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この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は「マケドニアのフィリッポス2世」です。
前回の授業で ペルシア戦争 について勉強したのを覚えていますか?
アテネを中心とするギリシア諸ポリスが アケメネス朝ペルシア を破った戦いです。
敗れたアケメネス朝ですが、実は ギリシア支配をまだ諦めていませんでした...
ギリシア世界の内乱に乗じ、アケメネス朝が干渉!
前回学習したように、ペルシア戦争後 ギリシアは内乱状態にありました。
ポリスが互いにつぶし合う状態です。
アケメネス朝は、これをチャンスと捉えてギリシア世界へ頻繁に干渉しました。
このままではアケメネス朝の思う壺。
内乱状態をおさえ、アケメネス朝の干渉をはねのけたい...!
ギリシア世界の統一や安定を求める動きが高まる中、ついにこの王様が登場します。
こちらを見てください。
フィリッポス2世、ギリシア諸ポリスを一つにまとめる!
ギリシア統一の中心となった人物が フィリッポス2世 です。
彼はギリシア世界の中では北の方に位置する、 マケドニア という地域の王でした。
彼は カイロネイアの戦い でアテネ・テーベ連合軍を撃破し、ギリシアの諸ポリスをほぼ制圧しました。
さらに コリントス(ヘラス)同盟 を結成し、ギリシアの諸ポリスを一つに束ねました。
コリントス同盟結成によって、彼の命令がギリシアの諸ポリスに行き渡るようになります。
アケメネス朝の息が掛かったスパルタは、コリントス同盟に不参加...
コリントス同盟には1つ問題がありました。
スパルタが不参加だったのです。
いったいなぜでしょうか?
実は、 アケメネス朝が裏で糸を引いていたのです。
もしスパルタに何かあれば、アケメネス朝が力を貸す、という約束があったのでしょう。
有力なポリスを同盟に加わらせない、なかなか巧みな作戦です。
フィリッポス2世は、次に倒すべき敵はアケメネス朝だと悟ります。
ところがこのあと フィリッポス2世は部下に暗殺されてしまいました...
志半ばで倒れることになってしまいましたが、
フィリッポス2世がギリシアの統一とアケメネス朝の打倒を目指し、
コリントス同盟を結成したことを覚えておきましょう。
ギリシア世界の4回目。
今回は「ヘレニズム時代」について勉強します。