高校世界史B
5分でわかる!自然科学の発達
- ポイント
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
自然科学の発達
これでわかる!
ポイントの解説授業
アレクサンドリアのムセイオンは、自然科学研究の中心地!
自然科学は、エジプトのアレクサンドリアにある ムセイオン (王立研究所)を中心に発展しました。
ちなみにこのムセイオン、英語の「ミュージアム」(museum)の語源です。
ムセイオンには、優秀な自然科学者が在籍していました。
全部で4人紹介します。
地球の周囲の長さを測定したエラトステネス/平面幾何学を大成したエウクレイデス
一人目は、ムセイオン初代館長であった エラトステネス です。
彼は 地球を球形と考え、地球の周囲の長さを測定しました 。
今でこそ地球が球形なのは常識ですが、2000年以上前の人が考えたのはすごいですよね!
しかも、この測定は ほとんど誤差のないものでした。
二人目は エウクレイデス 。
彼は 平面幾何学を大成させました。
地球の公転・自転を主張したアリスタルコス/浮体の原理・てこの原理を発見したアルキメデス
三人目は アリスタルコス 。
彼は 地球の公転と自転を主張しました。
地球自体が周りながら、太陽の周りを回っている。
この考え方も、すでにヘレニズム時代に登場していたのです。
四人目は アルキメデス 。
彼は 浮体の原理 や てこの原理 などを発見しました。
アルキメデスはまさに「天才」と呼ぶにふさわしい人物です。
例えば、お風呂につかると水があふれるのを見て「今あふれた水が、自分の体積なのではないか」と閃いたのです。
浮体の原理、てこの原理以外にも、彼はさまざまな発見・発明をしました。
自然科学者の名前とそれぞれの業績、しっかり覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は「自然科学の発達」です。
自然現象を観測し、研究する学問を 自然科学 といいます。
ヘレニズム時代に発達した自然科学について見ていきましょう。