5分で解ける!ギリシア世界(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
①マラトンの戦いでペルシア軍を破ったのは、スパルタではなく アテネ でしたね。
②この文章は正しいですね。
サラミスの海戦では、アテネの 無産市民 が 三段櫂船の漕ぎ手 として活躍しました。
③ペルシアの再来に備えて結ばれた同盟は、コリントス同盟ではなく デロス同盟 でしたね。
コリントス同盟は、マケドニアのフィリッポス2世が結成した同盟です。
④アテネの無産市民は三段櫂船の漕ぎ手として活躍した結果、 政治的発言力を高めました。
戦争に貢献したことで政治的発言力が高まり、アテネの民主政治確立につながっていきます。
以上、正解は ② でした。
問題(2)
問題条件は「ヘレニズム時代について 誤っているもの を選べ」となっています。
選択肢を1つずつ確認しましょう。
①アレクサンドロス大王は ギリシア世界とオリエント世界を融合させた 人物です。
「ペルシア風の伝統をすべて排除」していては、二つの世界の融合はできませんね。
内容が誤っているので ① が正解です。
アレクサンドロス大王は ペルシア風の文化を排除するどころか、むしろ尊重していました。
他の選択肢も確認しましょう。
②アレクサンドロス大王は、征服各地に アレクサンドリア を建設しました。
自身の名を冠した都市を建設することで、誰が支配者であるかを各地に知らしめたのです。
③ヘレニズム時代、ギリシア人たちには「個」の意識が芽生え、個人の幸福を追求する学問が登場しました。
ゼノン が創始した ストア派 や、エピクロスが創始した エピクロス派 が有名です。
④ヘレニズム時代には、 曲線美を強調する彫刻 が創られました。
「ミロのヴィーナス」や「ラオコーン」などはその代表格です。
ギリシアにはたくさんのポリスが成立しましたが、注目すべきは アテネ です。
なぜならアテネは 典型的なポリス だからです。
まずはアテネに出てきた人物と、その事績を覚えましょう。
その後アテネは他のポリスと争う時代に突入し、ギリシア世界は内乱状態になっていきます。
最終的には マケドニアがギリシア世界とオリエント世界を融合させました。
マケドニアに関しては 王の名前と戦いの流れ がテストでよく問われます。
ギリシア文化は人名とその事績を組合せで覚えることも大切ですが、その作品が ギリシア文化なのかヘレニズム文化なのか を意識して覚えるのがコツです。
ギリシア世界で学んだ内容、しっかり復習しておきましょう!
ギリシア世界の問題
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問題条件は「ペルシア戦争について正しいものを選べ」となっています。
選択肢を1つずつ確認しましょう。