高校世界史B
5分でわかる!パクス=ロマーナ(ローマの平和)
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この動画の要点まとめ
ポイント
パクス=ロマーナ(ローマの平和)
これでわかる!
ポイントの解説授業
インド洋の風を利用した季節風貿易
パクス=ロマーナの時代、ローマは大いに繁栄しました。
その理由の1つが 季節風貿易 です。
当時の船は、現代のようにエンジンが搭載されているわけではありません。
風を動力として利用することで、海上を進んでいました。
ローマは インドの季節風を利用して、インド洋を横断する交易を行ったのです。
季節風貿易によって、ローマはますます発展しました。
各地に「ローマ風の都市」が建設される
パクス=ロマーナの時代、ローマはあちこちに ローマ風の都市 を建設しました。
ロンドンやパリ、ウィーン などがその代表例です。
ローマは 非常に計画性のある街づくり を行ったため、ローマ風の都市は発展を遂げました。
ロンドンとパリは、それぞれ現在のイギリス・フランスの首都になっています。
新たな土地制度「コロナトゥス」が登場
新たな土地制度として コロナトゥス が登場しました。
復習になりますが、以前は 奴隷を労働力とするラティフンディアが行われていました。
悲しい話ですが、奴隷は人間ではなく、モノと同じ扱いを受けていました。
殴られたり蹴られたり、使い物にならなければ捨てられたり。
本当にひどい扱いです。
パクス=ロマーナの時代には、これまで奴隷として扱われていた人たちが、
コロヌス (小作人)として農作業に従事しました。
奴隷ではなく 小作人 になったわけです。
コロヌスを使役した大土地経営を コロナトゥス といいます。
しっかり覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は「パクス=ロマーナ(ローマの平和)」です。
アウグストゥスの時代から五賢帝時代の約200年 を パクス=ロマーナ といいます。
この時代の特徴について勉強しましょう。
こちらを見てください。