5分でわかる!キリスト教ってどんな宗教?
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この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は「キリスト教の成立過程と特徴」です。
こちらを見てください。
イエスがキリスト教を創始!
キリスト教を創始した人物を イエス といいます。
彼が生まれた パレスチナ では、当時 ユダヤ教 が浸透していました。
ユダヤ教はいくつかのグループに分かれますが、なかでも パリサイ派 が力をもっていたのです。
パリサイ派は 律法を厳格に守ることを主張するグループ です。
イエスは パリサイ派の教えに違和感を持ち、彼らの教えで人びとが本当に救われるのかどうか、疑問を感じました。
悩み続けたイエスは、やがて自分が 救世主 ( メシア )であることを自覚するようになり、人びとに2つの教えを説きました。
神の絶対愛 と 隣人愛 です。
神様は人びとを平等に愛してくれている。
お金を持っているかどうかは関係ない。
民族が違っても、自分の隣にいる人とは仲良くしなさい、という教えです。
イエスの活動は、次第にパリサイ派から疎まれるようになります。
結局、イエスは 十字架にかけられ処刑されてしまうのです。
弟子たちがイエスの教えをまとめ、キリスト教が成立する
イエスは処刑されてしまいましたが、彼の死後、残された弟子たちがイエスの教えをまとめていきます。
信徒は、イエスが キリスト (救世主)であることと、その教えを信じました。
これが キリスト教 の成立につながったのです。
イエスの弟子たちは、彼の教えを積極的に広げていきました。
こちらを見てください。
イエスの弟子「使徒」
イエスの直接の弟子を 使徒 といいます。
使徒 ペテロ ( ペトロ )は ローマ伝道に尽力しました。
ちなみに彼は イエスの一番弟子 です。
使徒 パウロ は東方各地を渡り歩き、さまざまな民族にキリストの教えを広げました。
ユダヤ人以外の民族への布教を重視した彼は「異邦人の使徒」と呼ばれています。
ペテロやパウロたちの布教活動によって、キリスト教の教えはますます浸透していきました。
キリスト教の経典『新約聖書』
キリスト教の経典を『 新約聖書 』といいます。
イエスや弟子たちの言葉や活動をまとめた経典で、4世紀までに現存の形になったといわれています。
『新約聖書』には、イエスの行動をまとめた『 福音書 』や、ペテロやパウロの伝道をまとめた『使徒行伝』といった複数の物語が収録されています。
ローマ世界の4回目。
今回は「キリスト教の成立と発展」について学習します。
前回の授業で登場した キリスト教 。
いったいどんな宗教なのか、一緒に勉強していきましょう。