高校世界史B
5分でわかる!アーリヤ人がつくりだした社会とは?
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
アーリヤ人がつくりだした社会とは?
これでわかる!
ポイントの解説授業
インダス文明消滅後、インドにアーリヤ人がやってくる!
インダス文明が消滅したあと、インドにアーリヤ人がやってきます。
紀元前1500年頃、彼らはカイバル峠を越え、 インダス川 流域の パンジャーブ に定着します。
紀元前1000年頃には ガンジス川 流域に定着し、 農耕生活を始めました。
ここまでの動きを地図で確認しましょう。
こちらを見てください。
このように、アーリヤ人はまず インダス川流域 に定着し、その後 ガンジス川流域 へと移動しました。
アーリヤ人は 鉄器 を使用していたため、彼らの侵入とともに インドに鉄器がもたらされることになります。
アーリヤ人社会の特徴/階層身分制度「ヴァルナ」
続いて、アーリヤ人が作り出した社会の特徴を見ていきましょう。
実は、彼らの社会には 階層身分制度 が存在していました。
その身分制度を ヴァルナ といいます。
こちらを見てください。
アーリヤ人社会には四つの階層がありました。
一番偉い身分を バラモン といいます。
バラモンは 司祭者 でした。
バラモンの下に、戦士の クシャトリヤ 、庶民の ヴァイシャ 、隷属民の シュードラ が続きます。
アーリヤ人社会において、実は ヴァルナに含まれない人びともいました。
不可触民 と呼ばれる人たちです。
彼らはヴァルナの枠外に位置づけられ、最も差別を受けていました。
ヴァルナ制度に職業が結びつき、カースト制度が成立
身分制度であるヴァルナに職業がくっつくことで、新たな社会階層が成立します。
それを ジャーティ といいます。
ジャーティは 職業と結びついた社会階層 です。
身分階層であるヴァルナに、職業と結びついたジャーティ。
インドでは複雑な社会階層が形成されていたのです。
こうしたインド独特の社会制度を カースト制度 といいます。
アーリヤ人社会の特徴、しっかり覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は「アーリヤ人社会」です。
アーリヤ人のインド侵入 と、彼らが作り出した社会に注目します。