高校世界史B
5分でわかる!2種類の仏教
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この動画の要点まとめ
ポイント
2種類の仏教
これでわかる!
ポイントの解説授業
上座部仏教は、別名 小乗仏教 ともいいますが、この呼び名は覚えなくても大丈夫です。
その理由は後ほど説明します。
自分自身の解脱を目指す上座部仏教
上座部仏教は 出家して自身の解脱を目指すことを重視します。
自分自身を助けるために、自分で出家して、自分で修行をするという考えですね。
上座部仏教は マウリヤ朝 の時代に成立したといわれ、スリランカ(セイロン島)をはじめ東南アジアの広い地域に拡大しました。
すべての人びとの救済を目指す大乗仏教
上座部仏教に遅れて登場したのが 大乗仏教 です。
大乗仏教の特徴は、 すべての人びとの救済を目指す菩薩信仰 です。
自分自身を助けるのか、全ての人を助けるのか。
上座部仏教との違いはここにあります。
大乗仏教は クシャーナ朝 の時代に成立します。
中央アジアからチベットを経て、中国、朝鮮そして日本にまで拡大しました。
上座部仏教が「小乗仏教」と呼ばれる理由は?
「すべての人びとの救済を目指す」大乗仏教は、「自分自身の救済を目指す」上座部仏教を、
自分のことしか助けない仏教だとばかにして「小乗仏教」と呼びました。
小乗仏教とは、大乗仏教側から見た さげすんだ呼び名 だと思ってください。
上座部仏教・大乗仏教の特徴と、それぞれがどの地域に浸透したのかをおさえておきましょう。
ポイントの2つ目は「上座部仏教と大乗仏教」です。
今回は2種類の仏教を紹介します。
まずは 上座部仏教 です。
こちらを見てください。