高校世界史B
5分でわかる!ヒンドゥー教の登場
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この動画の要点まとめ
ポイント
ヒンドゥー教の登場
これでわかる!
ポイントの解説授業
バラモン教に、各地の信仰が合体してできたのがヒンドゥー教!
ヒンドゥー教 は、あの バラモン教 が母体となっています。
バラモン教に 各地の民間信仰が融合して成立した 宗教なのです。
仏教やジャイナ教が登場し、信者を増やすと、バラモン教は劣勢に立たされました。
バラモン教の司祭たちは、バラモン教の生き残りをかけて、 各地で信仰されている神様や神話をどんどん吸収していきました。
こうしてできたのが ヒンドゥー教 です。
ちなみにヒンドゥーとは「 インド 」という意味です。
破壊と舞踏の神「シヴァ」
このような成立過程もあって、ヒンドゥー教は 地域によって人気のある神様はまちまちです。
その中でも、人気の高い神様が シヴァ神 です。
シヴァ神は 破壊と舞踏の神 で、 舞踏を通じて悪いものを破壊する といわれています。
シヴァ神のほかにも、世界維持の神であるヴィシュヌ神など、さまざまな神様がヒンドゥー教には存在します。
各ヴァルナの権利や義務を規定した『マヌ法典』
ヒンドゥー教には『 マヌ法典 』と呼ばれる法典があります。
各ヴァルナの権利や義務 が規定されている法典です。
ヒンドゥー教はバラモン教をもとにして成立しただけあって、
マヌ法典では バラモンの優位性が強調されています。
マヌ法典には女性差別的な内容も含まれているため、
ヒンドゥー教徒の間では女性の地位が低く見られてしまったのです。
ちなみに現在、インドではヒンドゥー教徒が非常にたくさんいます。
そのきっかけとなったのが、7世紀頃の バクティ運動 です。
バクティ運動とは、 ヒンドゥー教の神に絶対的に帰依することで解脱をはかる運動 です。
朝から晩まで、ずっとシヴァ神を信仰し続ければ救われる、というシンプルで分かりやすい運動でした。
この分かりやすさが受け、インドではヒンドゥー教が急速に浸透していったのです。
ポイントの3つ目は「ヒンドゥー教の登場」です。
現在、インド国内で最多信者数を誇るのが ヒンドゥー教 です。
いったいどんな宗教なのでしょうか?