高校世界史B
5分でわかる!南ベトナムの都市国家
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この動画の要点まとめ
ポイント
南ベトナムの港市国家
これでわかる!
ポイントの解説授業
まずは今回の舞台「南ベトナム」を地図で確認しましょう。
こちらを見てください。
今回勉強する南ベトナムの位置が示されています。
インドシナ半島 の南部が今回の舞台です。
それでは、南ベトナムに登場した王朝を見ていきましょう!
海上交易で栄えたチャンパー王国
ベトナム南部には、2世紀末から17世紀頃まで チャンパー という王国がありました。
2世紀末から17世紀・・・なんと 1000年以上も存続した 王朝なのです!
チャンパーは チャム人 が後漢から独立したことで成立しました。
チャンパーがこれほど長続きした秘訣は、ずばり 海上交易 です。
インドと中国の中継貿易 で栄えていました。
東南アジアには、他にも中継貿易で栄えた場所はありますが、チャンパーは特別です。
というのも インドと中国を結ぶ貿易において、商人たちが必ず立ち寄る港がチャンパーにあったのです。
インド―中国間の貿易が続く限り、チャンパーは必要とされたのです。
名前を変えて、中国の歴史書にも登場!
中継貿易の重要な拠点であったチャンパーは、 中国の歴史書にも登場します。
後漢から唐の時代には 林邑 、唐末から清の時代には 占城 という名前で呼ばれていました。
時代によって表記は異なりますが、どちらもチャンパーを指しています。
チャンパーはインドと中国をつなぐ大切な地域でした。
だからこそ、1000年以上にわたって存続できたのです。
ポイントの2つ目は「南ベトナムの港市国家」です。
南ベトナムには 貿易だけで栄え続けた不思議な王朝 がありました。
いったいどのような王朝だったのでしょうか?