5分でわかる!インド・中国を結ぶ重要拠点
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この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は「スマトラ島とジャワ島の王朝」です。
東南アジアの スマトラ島 と ジャワ島 は、どちらも インドと中国を結ぶ貿易拠点 として栄えました。
今回は、それぞれの地域に登場した王朝に注目し、どのような特徴を持っていたのかを学習します。
まずは スマトラ島 から見ていきましょう。
こちらを見てください。
左側の地図には スマトラ島 の位置が示されています。
スマトラ島に7世紀に成立した国が シュリーヴィジャヤ王国 です。
シュリーヴィジャヤ王国/港市国家として発展
シュリーヴィジャヤ王国はスマトラ島南部におこり、 パレンバン を都としました。
また、海上交易の要衝を支配する 港市国家 として栄えました。
中国僧の義浄が立ち寄った!
シュリーヴィジャヤ王国には、中国とインドを行き来する人が多く立ち寄りました。
有名な人物が、中国僧の 義浄 です。
この義浄、「インドの古典文明」の章で一度登場したのを覚えていますか?
彼は ヴァルダナ朝滅亡後の、混乱期のインドを訪れ、帰りにシュリーヴィジャヤ王国に立ち寄ったのです。
義浄が著した『 南海寄帰内法伝 』では、シュリーヴィジャヤ王国で 大乗仏教 が栄えていたことなどが記されています。
ジャワ島に登場した4つの王朝!
続いて ジャワ島に興亡した国家 に注目します。
こちらを見てください。
左側の地図には ジャワ島 の位置が示されています。
これから、ジャワ島に成立した4つの王朝を紹介します。
ジャワ島の王朝は、インドの影響を強く受けた
最初に登場するのが マタラム朝 (古マタラム朝)。
続いて登場するのが シャイレンドラ朝 です。
3番目に登場するのがクディリ朝、最後が マジャパヒト王国 です。
4つの王朝はすべて インドの影響を強く受けています。
そのため ヒンドゥー教や仏教の遺跡や寺院が多く残されているのです。
スマトラ島とジャワ島。
それぞれの地域に成立した王朝を、しっかり覚えておきましょう。
東南アジア前近代史の3回目。
今回は「ジャワ・スマトラ」について勉強しましょう。