5分でわかる!古代中国と秦・漢をみる視点
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この動画の要点まとめ
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第1回「古代文明と初期王朝」
地図に示したように、中国には2つの大きな川が流れています。
北側を 黄河 、南側を 長江 といい、これらの巨大な川の流域に文明が発生します。
なかでも注目してほしいのは 黄河流域 にできた文明です。
黄河流域で、人びとは集まって住むようになり、 小さな集落をどんどんつくっていきました。
その小さな集落が連合することで、黄河では 殷 (いん)という王朝が登場します。
そして殷王朝の統治が続く中、次第に殷に反発する集落が現われます。
これらの集落は 周 王朝を建国しました。
黄河文明から殷、周までの流れ を第1回で勉強します。
第2回「春秋・戦国時代と社会の混乱」
やがて周王朝は 周辺の異民族の攻撃を受け、混乱の時代を迎えるようになります。
この混乱の時代に、 人びとの暮らす社会や思想に大きな変化が見られました。
今までの常識が崩れて、新たな考えや生活スタイルが登場したのです。
周王朝の混乱と、社会・思想の変化を第2回で見ていきます。
第3回「秦の統一」
第3回の授業では、 長い混乱を収束させ、中国をまとめあげる王朝が登場します。
こちらを見てください。
このグラフは、
横軸が 時間 ( 中国を統一した王朝の変遷 )を、
縦軸が 皇帝権力 を表しています。
中国を最初に統一した王朝が 秦 です。
グラフを見ると、秦の時代に皇帝権力がぐっと上昇していますね。
これは秦の 始皇帝 が力を強めた様子を表しています。
始皇帝は、権力を高めるために少々強引な政治を行いました。
そのため人びとの反発を買い、始皇帝の死後 秦は一気に滅亡に向かいます。
秦による中国統一から、滅亡後の混乱までを第3回で見ていきます。
第4回「前漢の時代」
秦の後に登場するのが 前漢 という王朝です。
建国者である 高祖 は、秦の始皇帝の失敗をふまえ、
緩やかに皇帝権力を高めていきました。
その後、 景帝 の時代に皇帝権力が急激に高まり、
武帝 のときにピークを迎えます。
前漢の時代、高祖から武帝までのお話を第4回で扱います。
第5回「後漢の時代と漢代の文化」
武帝の死後、 皇帝権力は徐々に衰退していきます 。
こちらを見てください。
前漢滅亡後に成立した 後漢 の時代には、皇帝権力が下がり続けていますね。
しかし、なんと後漢は 約200年間も存続することができたのです。
皇帝権力は下がり続けているのに、200年間も存続できたのはなぜでしょう?
後漢の時代、そして 漢の時代の文化 について、第5回の授業で見ていきます。
以上の流れを頭に入れて、これから一緒に古代中国を勉強していきましょう!
第7章「中国の古典文明」のガイダンス授業です。
この章では、計5回にわたって 古代中国の歴史 について勉強していきます。
舞台はもちろん、日本のお隣 中国 です。
こちらを見てください。