高校世界史B
5分でわかる!中国には2つの文明が存在した?
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この動画の要点まとめ
ポイント
中国には2つの文明が存在した?
これでわかる!
ポイントの解説授業
ポイントの1つ目は「黄河文明と長江文明」です。
古代中国には 2つの文明が存在しました。
黄河文明 と 長江文明 です。
まずは黄河流域に成立した 黄河文明 に注目します。
こちらを見てください。
地図には 黄河 の位置が示されています。
黄河の流域に形成されたのが黄河文明です。
仰韶文化/彩文土器が作られた!
黄河文明の前半を 仰韶文化 (ぎょうしょうぶんか)といいます。
この文化では、アワやキビなどの 雑穀 が栽培されました。
また、雑穀を貯蔵するための 彩文土器 ( 彩陶 )もつくられました。
竜山文化/黒陶や灰陶が作られた!
黄河文明の後半を 竜山文化 といいます。
竜山文化では 黒陶 と呼ばれる薄手の土器や、
灰陶 と呼ばれる厚手の土器がつくられました。
仰韶文化と竜山文化。
黄河文明の前半と後半で文化の名前が異なるので注意してください。
集落である「邑」の成立
竜山文化の末期になると 邑 (ゆう)と呼ばれる集落が形成されます。
邑は血縁者どうしが集まってできた集落です。
ちなみにこの「邑」という漢字、音読みでは「ゆう」と読みますが、訓読みでは「 むら 」と読みます。
以上が黄河文明の内容です。
続いては、長江流域に栄えた 長江文明 を見ていきましょう。
稲作を中心に生活を行った「河姆渡遺跡」
長江文明の遺跡として有名なのが 河姆渡遺跡 (かぼといせき)です。
この遺跡から、長江流域では 稲作が行われていた ことがわかっています。
黄河文明 ではアワやキビなどの 雑穀が栽培されていた のに対し、
長江文明 では 稲作が行われていた のです。
黄河文明と長江文明、それぞれの特徴をしっかり覚えておきましょう。
中国の古典文明の1回目。
今回は「古代文明と初期王朝」について勉強します。