高校世界史B
5分でわかる!国家を強くするためには?
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この動画の要点まとめ
ポイント
国を強くするためには?
これでわかる!
ポイントの解説授業
戦国時代を勝ち抜くため、国を強くする必要があった!
戦国時代、各国は天下を取るために激しく争いました。
敵国と戦って勝つためには、当然 国を強くする必要があります。
そこで、国を強くするために、当時の人びとは 農業 に注目しました。
農業を発達させ、多くの食物を確保できれば、国民の生活は安定します。
こうした背景から、戦国時代の頃に 新しい耕作方法や農具が登場します。
こちらを見てください。
牛耕と鉄製農具の普及
牛に土地を耕してもらう 牛耕 や、旧来の木製農具より高性能な 鉄製農具 の普及。
技術や道具の発達により 農業生産力が向上 し、多くの土地を耕せるようになると、
余剰生産物 が発生するようになりました。
「余剰生産物の発生」というと難しく聞こえますが、要は 作物が余るほどたくさん収穫できた ということです。
生産力の向上/余った作物はどうする?
ここでみなさんに質問です。
みなさんが育てた作物が、自分たちが食べる分を除いても、
余ってしまったらどうしますか?
保存する...のも良い考えですが、 当時はまだ冷蔵庫がありません 。
ほうっておくと、余った作物は腐ってしまいます。
そこで当時の人びとが考えたのは、 作物とお金を交換する ということでした。
農家の人たちは余った作物を売り、お金に換えたのです。
当時、取引の際に使われたお金のことを 青銅貨幣 といいます。
こちらを見てください。
図は、代表的な4種類の貨幣のイラストです。
刀を模した 刀銭 、農具の先端を模した 布銭 、
中央に穴が開いた 円銭 ( 環銭 )、アリのように小さな 蟻鼻銭 。
これら4つが、代表的な青銅貨幣です。
青銅貨幣の登場によって、人びとは取引活動を活発に行うようになりました。
農業の発達により作物が余り、取引が行われるようになったのです。
この流れをしっかり覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は「農業の発達と貨幣の使用」です。
春秋・戦国時代の社会の変化について学習します。