5分でわかる!秦はなぜ強くなったのか?
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この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は「秦の中国統一」です。
前回学習した 春秋・戦国時代 は、 ある王朝 の中国統一により終わりを迎えます。
その王朝こそ、今回勉強する 秦 なのです。
戦国の七雄 の一つであった秦は、
他国に先んじて富国強兵を達成し、中国を統一します。
いったいなぜ、秦はここまで強くなったのでしょうか?
その秘密に迫ります!
孝公の時代、咸陽に都を置く
秦は、紀元前4世紀に即位した 孝公 の時代に、都を 咸陽 に定めました。
当時の秦の領土を確認しましょう。
斜線が引かれた部分が、孝公の時代の秦の領土です。
どちらかというと中国の西側に位置していました。
秦の宰相 商鞅が、中央集権国家をつくる!
秦が強くなった秘密は、孝公に宰相として仕えた ある人物 の作戦にありました。
その人物の名を 商鞅 (しょうおう)といいます。
彼は 変法 と呼ばれるさまざま改革を行い、 中央集権化を目指しました。
つまり 孝公にすべての権力が集まるシステムをつくろうとしたのです。
中央集権体制を整えたことで、孝公の命令が各地で忠実に実行されます。
秦は非常に統率のとれた国家となりました。
秦の宰相・商鞅が進めた中央集権化こそが、秦が強くなった秘密だったのです!
秦王の政が中国を統一!
力をつけた秦は、 政 という王様の時代に中国を統一します。
こちらを見てください。
中国を初めて統一した政は、「 皇帝 」という称号を使用します。
「皇帝」は「王」よりも高い地位を表す称号です。
ただの王ではなく「皇帝」と名乗ることで、自らの権威を世に示したのです。
ちなみに中国史上、 皇帝という称号を使ったのは彼が初めてです。
そのため、秦王政のことを 始皇帝 と呼ぶのです。
いち早く中央集権化を果たした秦は国力を高め、政のときに中国を統一します。
彼は「皇帝」という称号を用いることで、自らを神格化しました。
秦が強くなった理由、しっかり覚えておきましょう。
中国の古典文明の3回目。
今回は「秦の統一」について学習します。