高校世界史B
5分でわかる!豪族と宦官の台頭
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この動画の要点まとめ
ポイント
豪族と宦官の台頭
これでわかる!
ポイントの解説授業
ポイントの1つ目は「豪族と宦官の台頭」です。
前回の授業では、前漢の皇帝 武帝 について学習しましたね。
彼の死後、前漢は 衰退期 を迎えることになります。
その理由は 武帝の対外遠征 にありました。
対外遠征の費用がかさみ、前漢は財政難に...
武帝は積極的に対外遠征を行いました。
遠征を行うためには、武器や人を調達する必要があります。
遠征によって領土は増えましたが、たび重なる遠征の費用がかさみ、
前漢は財政難となったのです。
豪族、宦官、外戚の台頭
財政が悪化する前漢を尻目に、
豪族 や 宦官 、 外戚 と呼ばれる人たちが台頭するようになります。
こちらを見てください。
地方の実力者である 豪族 は、官僚職を独占し、
中央の政界にも影響を及ぼしました。
皇帝の世話役である 宦官 は、幼少期から皇帝に取り入ることで、
発言力を高めました。
皇帝の奥さんの一族である 外戚 も、政治に口出しをするようになりました。
こうして前漢は次第に衰退していったのです。
前漢の外戚、王莽が前漢を滅ぼす!
力を増した外戚の中から、ついに 前漢を滅ぼす人物 が現われます。
それが 王莽 です。
彼はクーデタを起こして前漢を滅ぼし、長安を都とする 新 王朝を建てます。
豪族たちが反発し、赤眉の乱で新は滅亡!
王莽は 周の時代の政治を理想とし、復古主義にもとづく政治を行いました。
さらに 土地の国有化 を進めようとし、豪族たちの反発を招きました。
どう考えても 時代錯誤な政治 をしたのです。
彼の政治は早い段階から反発を招きました。
その反発が、紀元18年の 赤眉の乱 発生につながります。
農民や豪族が各地で挙兵し、新は15年足らずで滅亡しました。
中国の古典文明の5回目。
今回は「後漢の時代と漢代の文化」についての学習です。