5分で解ける!中国の古典文明(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
①は 刀の形 に見えませんか?
これを 刀銭 といいます。
②は 鍬(くわ)の先端 に見えませんか?
布銭 と呼ばれる青銅貨幣で、これが正解になります。
ちなみに③は 円銭 (環銭)、④は 蟻鼻銭 といいます。
青銅貨幣の名前とイラストを組み合わせて覚えておきましょう。
問題(2)
図のイラスト、何を表しているか覚えていますか?
問題文の「 皇帝の陵墓に副葬された 」という記述もヒントです。
そう、これは 兵馬俑 でしたね!
兵馬俑は 秦の始皇帝の墓に副葬されました。
図が兵馬俑であるとわかれば、問題文の「ある王朝」が 秦 を指していると分かります。
秦の時代の出来事はどれか、一つずつ見ていきましょう。
① 呉楚七国の乱 は、 前漢 の時代に起こりました。武帝が即位する少し前の出来事です。
②「漢の再建」という記述から、 後漢 の成立について説明した文だと判断しましょう。
③「大秦王安敦の使者」がやってきたのも 後漢 の時代です。
④ 陳勝・呉広の乱 は 始皇帝が死んだ直後に起こった、中国最初の農民反乱 です。
これが秦の時代の出来事ですね。
問題(3)
前漢・後漢を合わせた漢の時代について述べた文として、
誤っているもの を選んでください。
選択肢を一つずつ確認しましょう。
①は問題ありません。
後漢の時代、西域都護に就任した 班超 は、部下の 甘英 を大秦へ派遣しました。
②も問題ありません。
後漢の初代皇帝 光武帝 は、日本からの使者に 金印 を授けました。
③董仲舒は 前漢 の時代、 武帝 に仕えた人物です。
「後漢」の時代ではありませんので、この文章は誤りです。
後漢の時代に「訓詁学を大成した」のは 鄭玄 でしたね。
④は問題ありません。
後漢の末期、 太平道 の創始者 張角 が指導する 黄巾の乱 が発生しました。
中国史は、まず 王朝名とその都 をセットで覚えましょう。
都の名前は、意外とテストで出題されます。
そのあと、王朝ごとの有名な皇帝を押さえ、
その皇帝の時代に起きた出来事を覚える。
これが古代中国の勉強のコツです!
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イラストの中から 農具を模してつくられた青銅貨幣 を選びます。
一つずつ見ていきましょう。