今回は三国時代～西晋の統一についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。

後漢王朝の滅亡後、中国には３つの国が登場しました。
魏 ・ 蜀 ・ 呉 の３つです。
魏を建国したのは 曹操 の子ども 曹丕 です。
彼は 九品中正 と呼ばれる官吏登用制度を実施しました。

蜀を建国したのは 劉備 です。
蜀は、魏からみてちょうど南西に位置していました。
呉を建国したのは 孫権 です。

三国の中で 最初に脱落したのは蜀 でした。
蜀を破った魏が、呉をも滅ぼすのかと思いきや、
魏は新しく 西晋 という国家になりました。

西晋の建国者は 司馬炎 です。
彼はかつて魏に仕えていましたが、魏の皇帝から地位を授かり西晋を建国しました。
西晋は呉を滅ぼし、中国を統一します。

ところが司馬炎の死後、中国の北方に展開していた 五胡 が次々に中国に侵入します。
五胡は合計で16の国をつくり、中国は混乱時代を迎えました。
そして、滅亡した西晋の一族は南に逃げ出しました。
その中の１人、 司馬睿 という人物が晋を再建し 東晋 を建国したのです。

せっかくまとまった中国でしたが、またもや分裂してしまいました。
この後も 中国の分裂・混乱の歴史 を見ていくことになります。