高校世界史B
5分でわかる!中国人は大量に南へ移動
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
中国人は大量に南へ移動!
これでわかる!
ポイントの解説授業
南朝と北朝
中国北部を異民族に占領された中国人は、南部に移動します。
この場所では、中国人の王朝が4つ登場するのですが、これらをまとめて 南朝 といいます。
南朝に対して、北魏以降の中国北部の王朝を 北朝 と呼びます。
宋、斉、梁、陳/南朝の4王朝をおさえよう!
南朝は、いずれも都を 建康 におきました。
成立した王朝の名前は、順に 宋 、 斉 、 梁 、 陳 です。
宋 、 斉 、 梁 、 陳 。リズムに乗せて覚えましょう!
江南の開発/門閥貴族の台頭
南朝に関して大切な点が2つあります。
1つ目は 江南の開発 です。
江南とは 長江より南の地域 を指します。
中国人が南下したことで、この地域の開発が進んだのです。
2つ目は 門閥貴族 の台頭です。
当時、中国ではこんな言葉がありました。
「 上品に寒門なく、下品に勢族なし 」
身分が高い者に貧しい人はおらず、低い者に金持ちはいない という意味です。
個人の能力や才能ではなく、家柄や財力のある人が高い地位を独占する。
このように、一族で地位の高い役職を独占する家柄を門閥貴族といいます。
江南の開発と門閥貴族の登場、この2点を押さえておきましょう。
ポイントの2つ目は「南北朝時代の南朝」です。
ポイント1で、中国人にとっては 異民族 である 鮮卑 が建国した 北魏 を紹介しました。
では、中国人たちはいったいどこに行ったのでしょうか?
地図を使って確認しましょう。