5分でわかる!隋・唐をみる視点
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この動画の要点まとめ
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歴代中国王朝をおさらいしよう!
隋・唐の話をする前に、まずは中国の王朝をおさらいしましょう。
紀元前221年、中国を最初に統一した王朝が 秦 でした。
秦の後に出てきた王朝が 漢 です。
漢王朝が滅びたあとは、 魏晋南北朝 の時代を迎えます。
これは 約300年にわたる分裂と混乱の時代 でしたね。
そして、この混乱の時代に終止符を打ったのが、この章で登場する 隋 です。
隋のあとに 唐 が登場します。
隋・唐を勉強するときは、 皇帝の権力 に注目すると、話の流れを理解しやすくなります。
こちらを見てください。
第1回は「隋の時代」
このグラフは 縦が皇帝権力、横が時代 を表します。
まずは隋のグラフを見てください。
隋のグラフは 短い期間にグラフが上下していますね。
隋の皇帝権力は、 文帝 という皇帝の時代に上昇します。
彼の時代に隋の制度は整備されるのです。
ところが次の 煬帝 の時代、 隋の皇帝権力は弱まっていきます。
いったいなぜでしょうか?
第1回は隋の時代、文帝と煬帝の統治に注目します。
第2回、第3回は「唐の時代」
第2回の授業では、隋に変わって 唐 王朝が登場します。
唐王朝の皇帝権力は、初代皇帝の 太祖 の時代に急激に上昇します。
彼は国内政治を整備し、農民支配を徹底しました。
そして次の 高宗 のとき、皇帝権力は最大となり、 唐の領土は最大に達しました。
ここまでが第2回の内容となります。
高宗の次は、中国史上初の女性皇帝である 則天武后 が登場します。
則天武后の次に登場するのは 玄宗 という皇帝です。
この玄宗の時代、皇帝権力はみるみる下落し、唐は衰退してしまうのです。
なんとか唐を立て直そうと、 財政再建 の動きが見られたものの、結局唐は滅亡してしまいました。
ここまでを第3回で扱います。
第4回「唐の社会経済と周辺諸国との関係」
第4回は、唐の 経済 と 対外関係 に注目します。
唐の時代、中国には 海から陸から、さまざまな民族がやってきました。
彼らはたくさんの商品を唐にもたらしたので、 唐の経済は活性化します。
対外関係に注目すると、唐は、当時中国の周りにいた諸外国との間に、さまざまな形で関係を結びます。
いったいどのような関係作りを行ったのでしょうか?
以上の内容を、第4回で見ていきます。
第5回「唐の文化」
第5回は 唐の文化 を学習します。
貿易にせよ対外関係にせよ、唐は 周りの国々から大きな影響を受けていました。
これは 文化 においても例外ではありません。
国際的な交流 が、唐の文化にどのような影響を及ぼしたのでしょうか?
第5回の授業で確認します。
以上、これらの5つの大きな流れを意識しながら、隋と唐について学習しましょう!
第9章「東アジア文明圏の形成(隋・唐)」のガイダンス授業です。
この章では、計5回にわたって 隋・唐の歴史 について勉強します。
舞台はもちろん 中国 です。