高校世界史B
5分でわかる!国際色豊かな社会
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この動画の要点まとめ
ポイント
国際色豊かな社会
これでわかる!
ポイントの解説授業
ポイントの1つ目は「唐と外国商人との接触」です。
実は、唐は非常に 国際色が豊かな社会 でした。
世界各地からさまざまな民族が唐を訪れ、交易を行っていたのです。
ムスリム商人がダウ船でやってきた!
唐には多くの 外国商人 がやってきました。
その代表例が ムスリム商人 です。
ムスリムとは「イスラーム教徒」のこと。
つまり イスラーム教徒の商人 が唐にやってきたのです。
ムスリム商人は ダウ船 と呼ばれる船を使い、 海上貿易 で活躍しました。
下の写真がダウ船です。
大きな帆が特徴的で、ヨットのようなかたちをしていますね。
ソグド人が内陸交易で活躍!
続いて紹介するのは ソグド人 です。
彼らは 内陸の東西交易 で活躍しました。
海ではムスリム商人、陸ではソグド人の商人。
彼らは唐王朝に多くの交易品をもたらしました。
日本からの留学生、阿倍仲麻呂
ムスリム商人やソグド人だけではなく、日本人も唐を訪れました。
阿倍仲麻呂 という人物が、 留学生 としてやってきたのです。
彼は時の皇帝 玄宗 に気に入られ、役職をもらって唐で働くことになりました。
唐で働いた後、阿倍仲麻呂は日本に帰ろうとしたのですが、
船で帰る途中に暴風雨におそわれてしまいます。
結局彼は日本に帰れず、中国でその生涯をとじました。
ムスリム商人、ソグド人、そして日本からの留学生。
唐王朝にはいろんな国からいろんな人やモノが集まっていた、というイメージを持っておきましょう。
隋・唐の4回目。
今回は「唐の社会経済と周辺諸国との関係」について学習します。
人びとの暮らしや、諸外国・諸民族との交流に注目します。