高校世界史B
5分で解ける!東アジア文明圏の形成(隋・唐)(第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
隋・唐の確認テスト(第2問)
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題(1)
②の文章は問題ありませんね。
中書省が 詔勅の立案・起草 、門下省が 詔勅の審議 、尚書省が 詔勅の実行 を行いました。
正解は ② となります。
③九品中正が廃止され、科挙が実施されたのは 隋 の時代の出来事です。
④ 律は刑法 、 令は行政法 を指すので、正反対の記述になっていますね。
問題(2)
唐は 羈縻政策 を実行するために、 異民族の自治を監督する 機関を設置しました。
正解は 都護府 (とごふ)です。
よくある間違い例ですが、この問題に 節度使 と答えると不正解です。
節度使は中国の辺境警備にあたった 軍人 です。
都護府は羈縻政策における 異民族の監視機関 、
節度使は 辺境の警備にあたった軍人 だと覚えておきましょう。
問題(3)
玄宗 の時代に実施された、 府兵制に代わる新たな兵制 といえば?
正解は 募兵制 です。
募兵制は、お金を使って兵隊を集める制度でした。
玄宗の時代には、貧しい農民が土地を捨てて逃げ出すことがありました。
これまでの府兵制のように、無理やり農民を兵隊として集めることが難しくなったのです。
そこで、お金をあげる代わりに兵士になってもらう、募兵制が登場しました。
問題(4)
唐代に設置された、貿易全般を管理する官庁。
ちなみに、これを 市舶司 といいましたね。
市舶司が最初に設置されたのは ④広州 です。
問題(5)
唐代に 内陸の東西交易 で活躍した商人といえば?
正解は ②ソグド商人 です。
①ムスリム商人も唐にやってきますが、彼らは ダウ船 に乗って、 海上貿易で活躍しました。
内陸ならソグド商人、海上ならムスリム商人。
この組合せをしっかり覚えておきましょう。
東アジア文明圏の形成(隋・唐)の問題
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①太宗の治世は「 貞観の治 」と称されました。
「開元の治」は 玄宗の治世の前半を称えたもの でしたね。