5分でわかる!イスラーム世界をみる視点
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この動画の要点まとめ
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まずはこちらを見てください。
「イスラーム世界」とは「 イスラーム教が信仰されている地域 」という意味です。この章では、この「イスラーム世界」がどんどん拡大していく様子を学習します。
イスラーム教が最初に始まったのは、地図に示されている アラビア半島 という場所でした。イスラーム教はアラビア半島南部で誕生し、その後 急激に東西に伝わっていきます。
100年も経たないうちに、西は アフリカ北部 からヨーロッパの イベリア半島南部 まで、東は イランや中央アジア・インド西部 にかかるまでの広大な地域に広まりました。これらの地域を「 イスラーム世界 」と呼ぶのです。
イスラーム教の信者たちは 強い軍事力を持っていた と考えられます。軍事力があるからこそ、イスラーム教徒はどんどん勢力を拡大していくことができました。
さらに、イスラーム教自体が 魅力的な宗教 だったとも考えられます。ヨーロッパからアジアまで、様々な国の人たちに受け入れられたのがその証拠です。
第1回「イスラーム教の始まり」、第2回「イスラーム帝国の完成」
第1回では、イスラーム教を創始した ムハンマド という人物を紹介します。イスラーム教が誕生した背景や、ムハンマドがとった行動に注目してください。
第2回は アラブ帝国からイスラーム帝国へ というテーマでお話をします。アラビア半島で始まったイスラーム教は周辺地域へ拡大し、 アラブ人以外の様々な人々にも受け入れられていきました。 イスラーム教の影響力は、もはやアラビア半島にとどまらなくなったのです。
第3回「西方イスラーム世界」、第4回「東方イスラーム世界」
イスラーム世界の広がりはとどまることを知らず、アフリカやヨーロッパ・アジアなどにも伝播しました。その範囲はあまりにも広く、次第に 各地域で独自の発展が見られるようになりました。
第3回は、アフリカ北部やヨーロッパ南部の 西方イスラーム世界 に、第4回は西アジア・中央アジア・西北インドなどの 東方イスラーム世界 に注目して、それぞれの「独自の発展」に注目します。
第5回「アフリカ・東南アジアのイスラーム化」、第6回「イスラーム世界の文化」
イスラーム世界は 交易活動を通じても広がっていきました。 その例が、第5回でお話しする アフリカ・東南アジアのイスラーム化 です。アフリカや東南アジア全域ではありませんが、一部地域でイスラーム教が受け入れられたのです。
第6回では イスラームの社会・文化 についてお話しします。広大なイスラーム世界では、各地の特色が交じり合って 非常に高度な文化が発展しました。
以上、全6回に渡って、イスラーム世界が拡大する過程や各地域の特徴をお伝えします。これから一緒に勉強していきましょう!
第10章「イスラーム世界」のガイダンス授業です。
この章では、計6回にわたって イスラーム世界 について勉強します。