5分でわかる!インドにイスラーム教が浸透
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この動画の要点まとめ
ポイント
この地域に登場する王朝を、これから順番に紹介していきます。
ガズナ朝とゴール朝
最初に紹介するのは ガズナ朝 (962~1186)です。アフガニスタンに成立したガズナ朝は、何度もインドへ侵入し、ヒンドゥー教寺院を破壊しました。
ガズナ朝の次に登場する ゴール朝 (1148頃~1215)も、北インドへの侵入を繰り返しました。この侵入により 北インドのイスラーム化が促進した といわれています。
ガズナ朝とゴール朝。インドに侵入を繰り返したこれらの王朝によって、インドにイスラーム教が浸透していきました。
デリー=スルタン朝|インド最初のイスラーム王朝!
そしていよいよ、インド最初のイスラーム王朝が登場します。 デリー=スルタン朝 (1206~1526)です。
ただ、デリー=スルタン朝とは1つの王朝だけを指す言葉ではありません。 デリーを都とする5つの王朝をまとめて、デリー=スルタン朝と呼ぶのです。
5つの中で最初に出来た王朝が 奴隷王朝 (1206~1290)です。建国者である アイバク という人物が 奴隷出身 であったことから、この名前が付きました。こちらを見てください。
アフガニスタンと、デリー=スルタン朝の位置が示されています。デリー=スルタン朝の最初の王朝が、アイバクが建国した 奴隷王朝 なのです。
クトゥブ=ミナールの建設
ちなみに、奴隷王朝の時代には クトゥブ=ミナール が建設されました。これは インドで一番古い、イスラーム教の寺院 です。こちらを見てください。
写真に写っているのがクトゥブ=ミナールです。ヒンドゥーが多いインドに建設された、最古のイスラーム教寺院として覚えておきましょう。
最後に、奴隷王朝の後に成立した王朝を紹介します。こちらを見てください。
奴隷王朝と、これらの4つの王朝をまとめて デリー=スルタン朝 といいます。いずれもインドに登場した王朝です。
以上、アフガニスタンとインドに成立した王朝を紹介しました。アフガニスタンには ガズナ朝 と ゴール朝 。インドには デリー=スルタン朝 が成立しました。デリー=スルタン朝は 5つの王朝 の総称です。
たくさんの王朝が登場して、少し覚えるのが大変ですね。大変ですが、ここは頑張りどころです。登場順に、王朝の名前を答えられるようにしておきましょう。
ポイントの3つ目は「インドのイスラーム化」です。
舞台となるのは、アフガニスタンから西北インドにかけての地域です。こちらを見てください。