高校世界史B
5分でわかる!ゲルマン人の生活
- ポイント
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
ゲルマン人の生活
これでわかる!
ポイントの解説授業
ポイントの1つ目は「古ゲルマン社会」です。
ローマ帝国の北部で暮らしていた ゲルマン人 に注目します。
古ゲルマン社会|大移動を行う前のゲルマン人社会
ポイント2で学習しますが、ゲルマン人たちは4世紀に 民族規模の大移動 を開始します。これを ゲルマン人の大移動 と呼びます。
この大移動の前、ゲルマン人が暮らしていた社会を 古ゲルマン社会 といいます。彼らは先住の ケルト人 を圧迫しながら、居住地域を拡大していきました。こちらを見てください。
左側の地図に示されているのが、ゲルマン人が元々生活していた地域です。
彼らはこの地域で 独自の社会を築いていました。
民会と従士制
古ゲルマン社会の特徴として、2つの言葉をおさえてください。
民会 と 従士制 です。
民会とは、古ゲルマン社会における 最高議決機関 です。彼らには王がいましたが、王1人が絶大な権力を持っていたわけではありません。物事を決める際は、 成年男性が集まる民会で話し合いが行われたのです。
そして、社会全体のしくみとして 従士制 が存在していました。これは 有力者に忠誠を誓って従者となり、保護してもらう 制度です。守ってもらうばかりではなく、万一の時には有力者のために戦うという、もちつもたれつの関係でした。
キリスト教のアリウス派を信仰
ゲルマン人は、キリスト教の一派 アリウス派 を信仰しました。もともとは別の宗教を信仰していたようですが、そちらについては良く分かっていません。
ただ、ここで1つ問題があります。ゲルマン人が信仰したアリウス派は ローマでは異端とされていた のです。ゲルマン人は後に ローマ帝国領内に侵入 することになるのですが、彼らの「アリウス派信仰」は争いの火種となりました。
古ゲルマン社会の特徴、しっかり覚えておきましょう。
中世ヨーロッパ世界の成立、第1回。
今回は「ゲルマン人の大移動」について学習します。