高校世界史B
5分で解ける!ゲルマン人の大移動に関する問題
- ポイント
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の問題と解説
練習
一緒に解いてみよう
下のカッコ内に入る語句を答えよう
解説
これでわかる!
練習の解説授業
ゲルマン人の生活
まず、大移動を始める前のゲルマン人社会の様子について確認します。
ゲルマン人は、先住の ケルト人 を圧迫しながら、ヨーロッパの大陸部を中心に勢力を拡大しました。古ゲルマン社会には王が存在しましたが、物事を決定する役割は 民会 という最高議決機関が担っていました。また、社会の基本的構造として 従士制 という制度が存在していました。空欄には 従士制 が入ります。
西ローマ帝国の命運
続いて、4~6世紀の約200年間に行われた ゲルマン人の大移動 について確認します。
ゲルマン人の大移動が始まる背景に、ある民族の侵入がありましたね。そう、アジア方面から侵入してきた フン 人によって、ゲルマン社会が圧迫されたのです。彼らはたまらず大移動を開始しました。
375年、最初に大移動を始めたのは、ゲルマン人の中でも 西ゴート人 でした。彼らは保護を求めて西ローマ帝国領内に流入していったのです。そして451年には カタラウヌムの戦い が発生し、西ローマ・ゲルマン連合軍と、 アッティラ王 に率いられたフン人が激突します。この戦いには西ローマ・ゲルマン連合軍が勝利し、フン人の侵入は食い止められました。
しかし、ゲルマン人の西ローマ帝国流入は止まりません。ついには476年、ゲルマン人傭兵隊長の オドアケル によって 西ローマ帝国は滅亡してしまうのでした。
ゲルマン人国家の乱立
最後に、旧西ローマ帝国領内に相次いで建国されたゲルマン人国家について確認します。
テオドリック大王 によってイタリア半島に建国された国は?そう、 東ゴート王国 でしたね。 ガリア (現在のフランス)東南部には ブルグント王国 が、大ブリテン島には アングロ=サクソン七王国 (ヘプターキー)が建国されました。建国者や建国された場所と、国の名前とをセットで覚えておきましょう。
中世ヨーロッパ世界の成立の練習
高校世界史Bの問題
- 先史時代
- 古代オリエント
- ギリシア世界
- ローマ世界
- インドの古典文明
- 東南アジア前近代史
- 中国の古典文明
- 中国の分裂・混乱期(魏晋南北朝)
- 東アジア文明圏の形成(隋・唐)
- イスラーム世界
- 中世ヨーロッパ世界の展開
- 中世ヨーロッパ世界の各国史
- 東アジア世界の展開
- 明・清の時代
- 中国周辺地域史
- イスラーム世界の繁栄
- ルネサンスと大航海時代
- 宗教改革
- 主権国家体制と西欧絶対王政
- 東欧絶対王政
- イギリスの市民革命
- アメリカ世界の成立
- フランス革命とナポレオン
- ウィーン体制の成立と崩壊
- 19世紀の欧米諸国(1) 英・仏・伊・独
- 19世紀の欧米諸国(2) 露・米
- 19世紀の欧米諸国(3) 19世紀の欧米文化
- 中国と朝鮮の植民地化
- アジア諸地域の植民地化
- 帝国主義の時代
- 世界分割と列強の対立
- 帝国主義と東アジア
- 帝国主義とアジアの民族運動
- 第一次世界大戦とロシア革命
- ヴェルサイユ体制とワシントン体制
- 第一次世界大戦後の欧米諸国
- 戦間期のアジア諸地域
- 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
- 第二次世界大戦と戦後秩序の形成
- 米ソ冷戦の時代
- 冷戦の激化と西欧・日本の経済復興
- 第三勢力の台頭と米ソの歩み寄り
- 自立を強める東アジア
- アジア諸地域の紛争
- 経済危機と冷戦の終結
- 現代文明と各地の紛争
今回はゲルマン人の大移動についての学習でした。
内容をおさらいしていきましょう。