高校世界史B
5分でわかる!中世の都市の特徴は?
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この動画の要点まとめ
ポイント
中世都市の特徴は?
これでわかる!
ポイントの解説授業
中世の「都市」は現代とは少し異なります。中世都市の特徴を、一緒に勉強していきましょう。
自治権を獲得した都市は、まるで「独立国」!
中世都市の大きな特徴は、 自治権を獲得した ことにあります。初めは 封建領主による支配 を受けていた中世都市は、商業の発達とともに 自治を求めるようになったのです。 領主を買収したり、場合によっては闘争によって 自治権 を獲得しました。
中世ヨーロッパにおける「自治権」とは「 独立権 」のことです。自治権を獲得した都市は、まるで 独立国 のような存在でした。
独立した都市の呼び名は国によって異なる
独立を獲得した都市の名前は、国によって呼び名が異なります。イタリアでは コムーネ (自治都市)、ドイツでは 帝国都市 (自由都市)と呼ばれました。
ちなみに帝国都市は、自治権を得てはいるものの、あくまで 皇帝直属の 自由都市でした。自治権を得た中世都市の呼び名、国ごとに覚えておきましょう。
自治権を守るため、都市同盟を結成!
独立を果たした中世都市は、自治権を守るために 他の都市と同盟を結ぶこともありました。 都市と都市とが結んだ同盟を 都市同盟 と呼びます。こちらを見てください。
代表的な都市同盟を2つおさえておきましょう。 ロンバルディア同盟 と ハンザ同盟 です。前者は12~13世紀の北イタリアで、ミラノを中心に結成されました。後者は リューベック という都市を盟主とする同盟でした。
中世都市は、自治や商業活動を守るために 軍事同盟を結成することもありました。 中世都市について、今回勉強した内容をしっかり復習しておきましょう。次のポイントでは、中世都市で暮らす人びとの様子に注目します。
ポイントの2つ目は「中世都市の特徴」です。
ポイント1では 商業ルネサンス について学習しましたね。商業活動が再び活発になったことで、中世ヨーロッパでは 都市 が成立し、発展を遂げていきました。