5分で解ける!中世ヨーロッパ世界の展開(第1問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
空欄A。
ゲルマン人布教を積極的に行い、教会の改革や貧民救済に貢献した教皇といえば?
正解は グレゴリウス1世 です。
空欄B。
ベネディクトゥス が修道院を建設した場所といえば?
正解は、イタリアの モンテ=カシノ です。
ベネディクトゥスは「 祈り、かつ働け 」をモットーに、労働を重視した会則を定めました。
空欄C。
東西教会が対立するきっかけになった、 ビザンツ皇帝レオン3世 が発布した法律といえば?
正解は 聖像禁止令 です。
問題(2)
空欄A。
腐敗と世俗化が進む教会に対して、 教会刷新運動 が起こりました。その中心となったのは、フランス中東部の クリュニー修道院 です。
空欄BとC。
聖職叙任権 を巡り、 神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世 と対立した教皇といえば?
正解は グレゴリウス7世 です。
グレゴリウス7世は、ハインリヒ4世を破門し謝罪させました。この事件を カノッサの屈辱 と呼びます。
空欄D。
叙任権闘争が一応の終結を迎えた、12世紀前半に結ばれた「協約」といえば?
正解は ヴォルムス協約 です。
問題(3)
空欄A。
11世紀後半、セルジューク朝が小アジアに進出すると、ビザンツ皇帝はローマ教皇に救援を要請しました。要請を受けた教皇の名前は ウルバヌス2世 でしたね。彼は クレルモン宗教会議 で 十字軍の派遣を提唱します。
空欄BとC。
かつては絶大な権威を誇った教皇権は、14世紀頃から衰退します。聖職者への課税をめぐり、フランス王 フィリップ4世 と争った教皇といえば?
正解は ボニファティウス8世 です。
彼はローマ郊外の アナーニ に幽閉されました。この事件を アナーニ事件 といいます。
問題(4)
空欄AとB。
フィリップ4世が教皇庁を移したのは、南フランスの アヴィニョン でしたね。教皇庁は後にローマに戻されましたが、教皇庁の移転をきっかけに、教皇を名乗る人物が3人も登場する 教会大分裂(大シスマ) の時代が始まりました。
空欄CとD。
ベーメンの フス とともに教会を批判し、聖書の重要性を唱えた人物といえば?
正解は、イギリスの ウィクリフ です。
15世紀前半に開かれた コンスタンツ公会議 では、ウィクリフやフスの説が 異端 とされました。
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第12章「中世ヨーロッパ世界の展開」の確認テストです。
この章で学んだ内容を、問題を解いて確認しましょう!