5分で解ける!イギリス・フランス史に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
イギリスの王様は最初から権力が強い!
まず、中世イギリス史について確認します。
イギリスでは11世紀に ノルマン朝 が成立します。建国者はフランスの貴族であった ウィリアム1世 でした。彼はフランスの統治方法を導入し、強力な封建王政を確立しました。
12世紀には プランタジネット朝 が成立しました。この王朝の時代には、徐々に国王の権力が制限されていくことになります。1258年には シモン=ド=モンフォール の反乱が起こり、この影響でイギリス議会の起源である 諮問議会 が開催されました。また、 エドワード1世 の時代には 模範議会 が召集され、さらに エドワード3世 の時代には 二院制議会 が開催されました。
フランスの王様は権力が弱い!
続いて、中世フランス史について確認します。
フランスでは、10世紀末に カペー朝 が成立します。フランスの国王権は時代を重ねるごとに強大になっていきました。
フィリップ2世 は、イギリス王のジョンを破って大陸英領を没収します。 ルイ9世 は、 アルビジョワ十字軍 を実施してフランス南部の アルビジョワ派 を討伐し、領地を拡大しました。さらに フィリップ4世 は、 聖職者への課税を巡って教皇と対立しました。
100年にわたる対立!英仏百年戦争とは?
最後に 英仏百年戦争 について確認します。
14世紀中頃、フランスでは カペー朝 が断絶して ヴァロワ朝 が成立しました。しかし、イギリス王 エドワード3世 が自身の血縁関係をもとに フランス王位継承権を主張 します。また、毛織物業がさかんな フランドル地方の領有 を巡っても両者は対立しました。こうした背景から百年戦争が始まったのです。
百年戦争の序盤はイギリスが優勢でした。しかし、フランス王 シャルル7世 が聖女 ジャンヌ=ダルク と共に反撃を開始し、状況は逆転します。最終的にイギリス軍は、 カレー のみを残して大陸から撤退することになりました。
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今回は中世のイギリス・フランス史についての学習でした。
内容をおさらいしていきましょう。