5分でわかる!キリスト教徒の土地を奪い返せ!
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この動画の要点まとめ
ポイント
国土回復運動(レコンキスタ)ってどういう意味?
イベリア半島の歴史を学ぶ上で欠かせないのが「 レコンキスタ 」という言葉です。この言葉、スペイン語ではReconquistaと表します。Reは「再び」、conquistaは「征服すること」を意味します。つまり、レコンキスタとは 再び征服する という意味なのです。
イベリア半島はもともと キリスト教徒の土地 でしたが、8世紀初頭にイスラーム勢力の侵入が始まりました。イスラーム王朝である ウマイヤ朝 がイベリア半島に侵入すると、713年に キリスト教国の西ゴート王国を滅ぼしたのです。 これ以降、イベリア半島ではイスラーム勢力が栄えていました。
イスラーム勢力からイベリア半島を取り戻せ!
イスラーム勢力を倒し、イベリア半島を取り戻す。それが 国土回復運動 ( レコンキスタ )です。レコンキスタの主な担い手となったのは、3つのキリスト教国家でした。 カスティリャ王国、アラゴン王国、ポルトガル王国 の3国です。こちらを見てください。
3つのキリスト教国と、イスラームの勢力図が示されています。この3国が、半島南部のイスラーム勢力を圧迫していきました。
レコンキスタの途中で、スペイン王国が成立
レコンキスタの進展中に、カスティリャ王国とアラゴン王国が合体しました。カスティリャの王女 イサベル と、アラゴンの王子 フェルナンド が結婚し、1479年に スペイン王国 が成立しました。
1492年、スペイン王国はついに レコンキスタを完了させます。 イベリア半島最後のイスラーム王朝であった ナスル朝 を滅ぼしたのです。ナスル朝の都 グラナダ を陥落させ、レコンキスタは完了しました。
0講目のガイダンス授業で、イベリア半島の特徴を説明しました。 当初から国王の権力が強い という特徴です。その理由は レコンキスタ にあったのです。
レコンキスタは イスラーム勢力との戦争 です。戦争を行うためには指揮官が必要となります。その指揮官の役割を担ったのが 国王 だったのです。一致団結して戦う必要があるため、諸侯も国王に反発しません。だからこそ、イベリア半島の国家では国王の権力が強かったのです。
ポイントの2つ目は「中世のイベリア半島」です。
今度は イベリア半島の歴史 に注目します。