5分でわかる!西スラヴ・南スラヴの歴史
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この動画の要点まとめ
ポイント
西スラヴ人の歴史
まずは西スラヴ人から説明します。
ポイント1で説明したように、彼らは カトリックを受容した民族でした。
また、西スラヴ人の中にもいくつか種類があります。まずみなさんに覚えて欲しいのは ポーランド人 です。彼らは リトアニア大公国 という国と合体し、 ヤゲウォ朝 を建国しました。こちらを見てください。
左側に、ヤゲウォ朝の領土が示されています。ポーランド人が建国したヤゲウォ朝、しっかり名前を覚えておきましょう。
ポーランド人の他にも、西スラヴ人には チェック人 と スロヴァキア人 がいました。ポーランド人と同じく、どちらも カトリックを受容 しています。ちなみにチェック人は ベーメン ( ボヘミア ) 王国 を建国しました。現在の「 チェコ 」で暮らす人たちのご先祖様です。
ポーランド人、チェック人、スロヴァキア人。西スラヴ人に分類される3つの民族の特徴をしっかり覚えておきましょう。
南スラヴ人の歴史
続いては 南スラヴ人 です。神聖ローマ帝国とビザンツ帝国にはさまれた南スラヴ人の宗教は カトリックとギリシア正教が混在していましたね。
南スラヴ人のうち、 セルビア人 は ギリシア正教 を、 クロアティア人 や スロヴェニア人 は カトリック を受容しました。ややこしいですが、しっかり覚えておきましょう。
宗教の違いは、現代にも影響を及ぼしている!
私がこれだけ宗教の違いを強調しているのには理由があります。20世紀の東ヨーロッパで、この違いが原因で対立が発生するのです。
1991年、 ユーゴスラヴィア内戦 と呼ばれる事件が起こりました。 セルビア と クロアティア が激しく対立し、多くの犠牲者が出た事件です。この内戦は、さまざまな事情が混在した民族対立なのですが、内戦が発生した理由の一つに 宗教 が深く関連しているのです。少し先の話にはなりますが、宗教の違いが非常に重要な事実だということを覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は「西スラヴ・南スラヴの歴史」です。
先ほど、スラヴ人は 3種類に分かれる と説明しましたね。
西スラヴ、南スラヴ、東スラヴ の3つです。
まずは 西スラヴ人 と 南スラヴ人 に注目します。