5分で解ける!中世ヨーロッパ世界の各国史(第1問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
空欄A。
1066年、イングランドを征服した ノルマンディー公 は、ノルマン朝を創始して ウィリアム1世 として即位しました。
空欄B。
ノルマン朝断絶後、ヘンリ2世が建国した王朝は?
正解は プランタジネット朝 です。
ヘンリ2世はフランス西部大半をも領有したため、英仏の関係は悪化していきます。
問題(2)
空欄AとB。
仏王フィリップ2世 と争い、敗れた英王といえば?
正解は ジョン でしたね。
ジョンは領土を失ったばかりでなく、貴族たちに 大憲章(マグナ=カルタ) を認めさせられ、国王の権力を制限されてしまいました。
問題(3)
空欄A。
聖職者・貴族の他、州騎士や市民の代表を加えた 諮問議会 を ヘンリ3世に認めさせた「貴族」 といえば?正解は シモン=ド=モンフォール です。この諮問議会が、 今日のイギリス議会の起源 とされています。
空欄B。
模範議会 と称される身分制議会を開いた英王といえば?
正解は エドワード1世 です。
空欄CとD。
14世紀前半の エドワード3世 の頃には 二院制議会 の基礎ができあがります。 貴族院 と 庶民院 から成るのが二院制議会でしたね。
問題(4)
空欄AとB。
百年戦争のきっかけについての問題ですね。フランスで ヴァロワ朝 が成立すると、英王 エドワード3世 は王位継承権を主張しました。また、毛織物業で栄えていた フランドル地方 の領有権争いも、百年戦争勃発の火種となりました。
空欄CとD。
百年戦争は当初イギリスが優勢でしたが、ある人物が オルレアン を解放したことで反撃に転じます。そう、聖女 ジャンヌ=ダルク です。ジャンヌ=ダルクの登場以降、一気に形成が逆転します。最終的にイギリスは、唯一の大陸領 カレー を残して撤退することになりました。
問題(5)
空欄A。
歴代神聖ローマ皇帝が注力した、 カトリックの中心地イタリアを獲得しよう とする政策をなんと言う?
正解は イタリア政策 です。
皇帝が神聖ローマ帝国に不在がちになり、国内の諸侯が自立することになりました。
空欄BとC。
金印勅書を発布 し、皇帝選出権を7人の選帝侯に付与した皇帝は?
正解は カール4世 です。
ただし15世紀以降は、神聖ローマ皇帝位は ハプスブルク家 が世襲することになりました。
問題(6)
空欄AとB。
旧ローマ帝国領の回復を目指し、積極的な対外遠征を行ったビザンツ皇帝といえば?
正解は ユスティニアヌス大帝 です。
彼は北アフリカのヴァンダル王国や、イタリア半島の 東ゴート王国 を征服しました。ただ、ユスティニアヌスの死後、ビザンツ帝国は異民族の侵入に苦しみ、領土を縮小させていきます。
問題(7)
空欄A。
異民族の侵入で領土を失ったビザンツ帝国で実施された 軍制・地方統治制度 といえば?
正解は 軍管区制(テマ制) です。
軍管区制と 屯田兵制 を実施することで、外敵に対抗しようとしました。
空欄B。
726年に 聖像禁止令を発布した 皇帝といえば?
正解は レオン3世 です。
彼はイスラーム勢力の圧力を和らげようと聖像禁止令を発布しますが、これをきっかけに 東西教会の亀裂が深まってしまいました。
問題(8)
空欄AとB。
ビザンツ帝国は セルジューク朝 の小アジア進出を受け、ローマ教皇に救援を要請。これにより 十字軍 が派遣されるようになりましたが、 ヴェネツィア商人 が主導した 第4回十字軍 によって、ビザンツ帝国の首都 コンスタンティノープル は占領されてしまいました。
空欄C。
最終的に、ビザンツ帝国は1453年に オスマン帝国 によって滅ぼされます。皇帝の名前は メフメト2世 でしたね。
中世ヨーロッパ世界の各国史の問題
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第13章「中世ヨーロッパ世界の各国史」の確認テストです。
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