今回はモンゴルの時代についての学習でした。
内容をおさらいしていきましょう。

まず、 チンギス＝ハン の治世について確認します。

彼は幼名を テムジン といい、 クリルタイ というモンゴル族の部族会議によってリーダーに選ばれました。そして、ナイマンや ホラズム＝シャー朝 、西夏といった周辺民族・周辺国を続々と征服していきました。

続いて オゴタイ＝ハンとモンケ＝ハン 、２人のハンの時代のモンゴルの様子を確認します。

チンギス＝ハンの後を継いだのは オゴタイ＝ハン でした。彼は金を征服し、都 カラコルム を建設しました。さらに、甥の バトゥ に西征（ヨーロッパ遠征）を命じました。バトゥは南ヨーロッパの キエフ公国 を征服し、 ワールシュタットの戦い ではドイツ・ポーランド連合軍を破りました。

４代目のリーダーとなったモンケ＝ハンも、自分の弟 フラグ と フビライ を遠征に派遣します。西アジアへ派遣されたフラグは アッバース朝 を征服しました。

最後に、フビライ＝ハンの治世について確認します。

モンケ＝ハンの死後、クリルタイで即位したのは フビライ＝ハン でした。彼は 大都 （現在の北京）に遷都し、国号を大元と改称するなど、モンゴルを一気に中国化していきました。そして、中国の 南宋 とミャンマーの パガン朝 を征服し、広大な領土をさらに拡大したのです。