5分でわかる!庶民が元気!明るい文化!
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この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は「文学と元曲(古典演劇)」です。
元の文化の中でも 文学(小説) と 元曲(古典演劇) に注目します。
庶民の文化が発達!
これまでの授業で勉強したように、元は広大な領土を支配しながらも 征服地に対してはゆるやかな統治を行いました。 また 東西交易 が盛んに行われた影響で アジアやヨーロッパの文化が混ざり合いました。
こうした背景から、元の時代には 庶民を中心とした文化が発達しました。 彼らは自由に文化活動を展開し、独自の文化を形成したのです。
文学(小説)
それでは、まずは 文学(小説) の分野に注目します。元代の作品として、みなさんは 3つの作品 を是非覚えてください。こちらです。
『 水滸伝 』は、北宋末期の義賊108人の武勇を題材にしています。官僚の汚職や不正がはびこる世の中に、個性の強い108人の英雄が国を救うために立ち上がる 英雄物語 です。
『 西遊記 』は、インドを訪れた中国僧 玄奘 の旅を描いています。日本でも有名な物語で、映画やドラマ、アニメにもなっています。
『 三国志演義 』は、 魏・蜀・呉 の三国時代が舞台です。三国の英雄を題材とした物語性の高い小説です。これら3つの小説は、元の一般庶民に広く読まれました。
元曲(古典演劇)
続いては 元曲 の分野に注目します。元曲とは、元の時代に広まった 古典演劇 のことです。元曲についても、是非 3つの作品 を覚えてください。こちらです。
『 漢宮秋 (かんきゅうしゅう)』『 琵琶記 (びわき)』『 西廂記 (せいそうき)』の3つを紹介しています。これらはすべて 元曲 です。元曲の特徴としては 庶民が感情移入しやすいストーリーが多い 点が挙げられます。例えば『西廂記』は 宰相の娘と書生との恋愛 を描いた作品なのです。
以上、3つの文学作品と3つの元曲を紹介しました。それぞれの作品をしっかり覚えておきましょう。
東アジア世界の展開、第6回。
今回は「元の文化」について勉強します。