高校世界史B
5分でわかる!いまの中国と同じ!?清の最大領土!
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この動画の要点まとめ
ポイント
いまの中国と同じ!? 清の最大領土!
これでわかる!
ポイントの解説授業
康熙帝に迫る在位期間!
乾隆帝は1735年に即位し、1795年に退位しました。彼の在位期間は 60年 もあったのです!康熙帝の 61年 に迫る勢いですね。
ただ、乾隆帝は60年目で病死したわけではありません。偉大な祖父、康熙帝の61年という記録に並ぶ前に、自ら退位を選択したのです。
制限貿易の開始
1757年、乾隆帝は 制限貿易を開始します。 当時、清には大量の 銀 が存在していました。乾隆帝は制限貿易によって銀の国外流出を防ごうとしたのです。
乾隆帝は貿易港を 広州 一港に限定しました。さらに 公行 と呼ばれる特権商人を設置し、貿易を特権商人たちに独占させました。銀の国外流出を防ぐとともに 貿易による利益を清朝が独占したのです。
清の最大領土を実現!
1758年、乾隆帝は ジュンガル の併合に成功します。 康熙帝 や 雍正帝 もジュンガルを攻撃していましたが、征服にはいたりませんでした。乾隆帝の時代にようやく、宿敵ジュンガルを倒したのです。
併合後、ジュンガルが活動していた東トルキスタン一帯の地域は 新疆 (しんきょう)と呼ばれるようになります。東トルキスタンは 中央アジア に含まる地域です。ジュンガルを併合したことで、乾隆帝の時代に清は最大領土を形成しました。こちらを見てください。
乾隆帝が築いた清の最大領土を示しています。この領土は 現在の中国の領土とほぼ同じ です。
以上、乾隆帝の事績を紹介しました。清の最盛期を築いたのは、全部で3人の皇帝です。ポイント1で紹介した 康熙帝 、ポイント2で紹介した 雍正帝 、ポイント3で紹介した 乾隆帝 。3人の名前と業績をしっかり覚えておきましょう。
ポイントの3つ目は「乾隆帝の時代」です。
清の全盛期を築いた3皇帝。最後の1人が 乾隆帝 (けんりゅうてい)です。彼の事績を紹介します。