高校世界史B
5分でわかる!朝鮮にも三国時代があった!?
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この動画の要点まとめ
ポイント
朝鮮にも三国時代があった!?
これでわかる!
ポイントの解説授業
楽浪郡を征服した「高句麗」
1つ目の国は 高句麗 (こうくり)です。高句麗は中国東北地方を支配し、313年には中国勢力の拠点であった 楽浪郡 を征服します。
391年には 広開土王 (こうかいどおう)が即位し、彼の治世下で 高句麗は全盛期を迎えました。 414年には彼の業績を記録した 広開土王碑 が建立されたのです。
日本と同盟を結んだ「百済」
2つ目の国は、ポイント1でも登場した 百済 (くだら)です。4世紀半ばに成立した百済は、先ほどの 高句麗 や、次に紹介する 新羅 に対抗するため 日本と同盟を結びました。 しかし、660年に 唐・新羅の連合軍に敗れてしまいます。
663年には、百済を復興させようとする勢力が日本と結び、再び唐・新羅の連合軍に挑みました。これを 白村江の戦い といいます。しかし、白村江の戦いに勝利したのは 唐・新羅の連合軍でした。 百済を復興することはできなかったのです。
百済・高句麗を征服した「新羅」
3つ目の国は 新羅 です。朝鮮半島の三国時代は 高句麗・百済・新羅 が争いました。三国の位置を地図で確認しましょう。
朝鮮半島南部に位置する新羅は、4世紀に 加羅を征服 しました。その後唐と連合して 百済・高句麗を征服したのです。
高句麗の遺民によって建国された渤海
7世紀末に高句麗が滅ぼされると、その遺民たちの一部が北方に逃げ、新しい王朝を建国しました。それが 渤海 (698~926)という国です。建国者は大祚栄という人物で、都は上京竜泉府に置かれました。
以上、分裂時代の朝鮮の歴史についておさえておきましょう。
ポイントの2つ目は「朝鮮の三国時代」です。
朝鮮半島では、4世紀半ば頃から 3つの国が争う時代 が始まりました。この時代を 三国時代 と呼びます。いったいどんな国が争っていたのでしょうか?