5分でわかる!イスラーム世界の繁栄をみる視点
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この動画の要点まとめ
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570年頃、アラビア半島のメッカに ムハンマド という人物が生まれました。彼は イスラーム教 を創始し、積極的に布教活動を行いました。イスラーム教は魅力的な宗教で、色々な地域に広がりを見せました。そして、イスラーム教が広がった地域のことを イスラーム世界 と呼びます。
13世紀になると、中国を支配した モンゴル帝国 によって、中国・中央アジアとイスラーム世界が接続されました。モンゴル帝国が滅亡すると、中国では 明 や 清 王朝が登場し、イスラーム世界でも 新しい王朝 が登場しました。このように、第17章では モンゴル帝国滅亡後のイスラーム世界 にスポットライトをあてて学習します。
第1回「イラン世界の動き」
最初に注目するのは イラン世界 です。こちらを見てください。
イラン世界では ティムール という人物によって、1370年に ティムール朝 という大帝国が建設されました。ティムール朝は積極的に対外遠征を行いました。かつてのモンゴル帝国と同じく 東西交易路を接続しようとしたのです。
ティムール朝滅亡とほぼ同時期、1501年には サファヴィー朝 が登場しました。征服戦争で国土を拡大し続けたティムール朝と違って、サファヴィー朝は 国家としてのまとまり を重視しました。 領土内の統治や民族の結束 を第一と考えたのです。以上、第1回は イラン世界の動き に注目します。
第2回「オスマン帝国の領土拡大」
続いて注目するのは オスマン帝国 です。オスマン帝国の場所は、現在の トルコ 周辺にあたります。こちらを見てください。
オスマン帝国の官僚や軍人は、給料として お金ではなく土地をもらっていました。 そのため、オスマン帝国は給料を払うためにたくさんの土地が必要でした。授業の前半では オスマン帝国の領土拡大 がテーマとなります。
オスマン帝国は、領土拡大の中で コンスタンティノープル を占領しました。かつてビザンツ帝国の首都として栄えた 東西交易の拠点 です。コンスタンティノープルを占領したことをきっかけに、オスマン帝国は 商業国家 へと発展していきました。以上、第2回は オスマン帝国の歴史 に注目します。
第3回「インドのムガル帝国」
第3回の授業では インド に注目します。インドには ムガル帝国 というイスラーム王朝が繁栄しました。こちらを見てください。
インドでは ヒンドゥー教徒 が大多数を占めるので、イスラーム王朝であるムガル帝国は 統治のために様々な工夫を行いました。 第3回は ムガル帝国 の歴史について、統治の工夫と失敗を中心にみていきます。
以上、全部で3回の授業を通してイスラーム世界の繁栄について解説します。これから一緒に勉強しましょう!
第17章「イスラーム世界の繁栄」のガイダンス授業です。
この章では、計3回の授業で イスラーム世界の繁栄 について学習します。