高校世界史B
5分でわかる!インドのイスラーム帝国の繁栄
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この動画の要点まとめ
ポイント
インドのイスラーム国家の繁栄
これでわかる!
ポイントの解説授業
ポイントの1つ目は「ムガル帝国の建国と繁栄」です。
今回は、インドに成立した ムガル帝国 に注目します。インドといえば ヒンドゥー教徒 が多い地域なのですが、ムガル帝国は イスラーム王朝 でした。イスラーム王朝であるムガル帝国は、ヒンドゥー教徒が多いインドをどのように統治したのでしょうか?
バーブルがムガル帝国を建国
ムガル帝国を建国したのは バーブル という人物です。彼はイランの ティムール の血筋であり、母方の祖先は チンギス=ハンの血筋 であるといわれています。
彼は1526年の パーニーパットの戦い でロディー朝を破り、同年にムガル帝国を建国しました。
地図にはムガル帝国の領土が示されています。ちなみに国名の「ムガル」は「モンゴル」がなまった言葉です。
アクバルが巧みにインドを統治!
バーブルの後、1556年に アクバル が皇帝に即位しました。彼はヒンドゥー教徒が多いインドを巧みに統治します。こちらを見てください。
アクバルは マンサブダール制 という官僚制度を整備しました。さらに非イスラーム教徒に課されていた 人頭税 ( ジズヤ )を廃止しました。彼は イスラーム教徒以外にも寛容な態度をとったのです。 ちなみに、アクバルは都を アグラ に移しています。
以上、ムガル帝国初期の皇帝を紹介しました。バーブルはロディー朝を破り、ムガル帝国を建国。アクバルは寛容な統治を行い、インドの人びとを味方に付けたのです。しっかり覚えておきましょう。
イスラーム世界の繁栄、第3回。
今回は「インドのムガル帝国」について学習します。