高校世界史B
5分でわかる!ムガル帝国の混乱の時代へ
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この動画の要点まとめ
ポイント
ムガル帝国の混乱の時代へ
これでわかる!
ポイントの解説授業
シャー=ジャハーンがタージ=マハルを建設!
今回は2人の皇帝を紹介します。
1人目は シャー=ジャハーン です。
こちらを見てください。
彼は都アグラに、愛する妃(きさき)のお墓を建設しました。それが タージ=マハル です。大理石の建築で、さまざまな装飾が施されており、インド=イスラーム建築の代表的な建造物とされています。
本当にすばらしい建物ですが、一つ問題がありました。 莫大な建築費用がかかってしまったのです。 建築工事で多額の費用がかかるうえに、先の皇帝 アクバルが人頭税を廃止 したために、ムガル帝国は財政難に陥ってしまいました。
アウラングゼーブが人頭税を復活させる!
シャー=ジャハーンの次に即位したのは アウラングゼーブ という皇帝でした。こちらを見てください。
アウラングゼーブは財政難を解決すべく 非イスラーム教徒への人頭税 ( ジズヤ )を復活させます。さらに領土拡大のために対外遠征を行い、 デカン高原 を征服して ムガル帝国の最大領土を実現しました。
最大領土は実現したものの、アウラングゼーブの政策は インドの多数派であるヒンドゥー教徒たちの反発を招きます。 彼の死後、各地で反乱が相次ぐこととなってしまいました。
ポイントの2つ目は「ムガル帝国の混乱期」です。
ポイント1で紹介した アクバル は、人頭税を廃止するなどインドを巧みに統治しました。しかし、この後に登場する皇帝の「失政」によって、ムガル帝国は次第に混乱していくことになります。