高校世界史B
5分でわかる!インド=イスラーム文化の発展
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この動画の要点まとめ
ポイント
インド=イスラーム文化の発展
これでわかる!
ポイントの解説授業
芸術分野
芸術分野では、もともとイランで発達した 細密画 がインドに伝わります。この影響で、インドでは ムガル絵画 という宮廷芸術と、 ラージプート絵画 という宗教的・庶民的画風の2つが発展しました。ムガル絵画は宮廷向け、ラージプート絵画は庶民向け、とおさえておきましょう。
言語
ムガル帝国の公用語は ペルシア語 と ヒンディー語 でした。インドの言葉であるヒンディー語のみならず、ムガル帝国のお隣 サファヴィー朝 で使用されていたペルシア語も公用語としたのです。
さらに、ペルシア語やアラビア語の影響で ウルドゥー語 が誕生しました。ウルドゥー語は現在 パキスタンの公用語 となっています。
新しい宗教の登場
最後は宗教です。
インドでは ナーナク という人物が、イスラーム神秘主義をヒンドゥー教改革に導入しました。この結果、16世紀初頭に シク教 という新しい宗教が成立します。
以上、インド=イスラーム文化を紹介しました。芸術・言語・宗教の3分野に分けて、しっかりおさえておきましょう。
ポイントの3つ目は「インド=イスラーム文化」です。
ヒンドゥー教徒が圧倒的多数を占めるインドでは、イスラーム王朝 ムガル帝国 の建国により、イスラームと融合した新しい文化( インド=イスラーム文化 )が誕生しました。芸術・言語・宗教の3つの分野から、インド=イスラーム文化を紹介します。