高校世界史B
5分で解ける!インドのムガル帝国に関する問題
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この動画の問題と解説
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練習の解説授業
インドのイスラーム国家の繁栄
インドのイスラーム国家といえば ムガル帝国 でしたね。まずはムガル帝国初期の歴史を確認しましょう。
ムガル帝国の建国者は バーブル でしたね。彼は ティムール の子孫とも、 チンギス=ハン の子孫とも言われています。
バーブルの後に即位した アクバル は、マンサブダール制(官僚制度)の整備や 人頭税(ジズヤ)の廃止 といった政策を行い「名君」と評されました。
ムガル帝国混乱の時代へ
続いて、ムガル帝国の混乱期について確認していきましょう。
シャー=ジャハーン は都のアグラに妃の墓として タージ=マハル を建設しました。インド=イスラーム建築の代表的な建造物とされるタージ=マハルですが、この工事は ムガル帝国の財政難につながってしまいました。
シャー=ジャハーンの後に即位した アウラングゼーブ は、財政を整えるためにジズヤを復活させ、帝国の最大領土を実現しました。しかし、インドの多数派を占めるヒンドゥー教徒たちの反発を招くことになりました。
インド=イスラーム文化の発展
最後に、インド=イスラーム文化について確認します。
イラン世界からインドに流入した絵画技法を 細密画 (ミニアチュール)といいます。細密画はムガル絵画・ラージプート絵画などに影響を与えました。
ペルシア語やアラビア語の影響を受けて成立した ウルドゥー語 は、現在も パキスタンの公用語 となっています。
ナーナク はイスラーム神秘主義とヒンドゥー教を融合させて シク教 を創始しました。以上、インド=イスラーム文化の発展をおさえておきましょう。
イスラーム世界の繁栄の練習
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今回はムガル帝国についての学習でした。
内容をおさらいしていきましょう。