ポイントの３つ目は、「ポルトガルのアジア進出」です。
ポイント２では、ポルトガルが インド に到達した様子を確認しました。ポルトガルはその後も航路開拓を続け、その他のアジア地域にも到達することになりました。

ポルトガルのアジア進出は 16世紀 に最盛期を迎えました。インドに関しては、南部の セイロン島（スリランカ） に到達。さらに ゴア という都市を占領し、総督府を設置しました。ポルトガルによるゴアの支配は、なんと 20世紀まで続くことになります。

16世紀に、ポルトガルは 東南アジア にも進出しました。マレー半島南部の マラッカ や、香辛料の産地 モルッカ諸島 を占領したのです。

さらに、ポルトガルは中国南部の港町 マカオ での居住権を獲得しました。この後ポルトガルは1887年にマカオを正式に領有しますが、最終的に中国に返還されたのは1999年のことでした。

ポルトガルの勢いは止まりません。なんと 日本 にも進出したのです。

1543年に 種子島 に来航し、日本に 鉄砲 を伝えました。1550年には長崎県の 平戸 にも到達しています。

以上、16世紀に最盛期を迎えたポルトガルのアジア進出の様子を紹介しました。インドを越え、東南アジアを経て日本にまでやってきたのです。ポルトガルが到達した場所をしっかり覚えておきましょう。