高校世界史B
5分で解ける!ドイツ宗教改革の始まりに関する問題
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練習の解説授業
ルターの怒り!カトリック教会の腐敗…
サン=ピエトロ大聖堂の改築 でお金が不足していたローマ教会は 贖宥状(免罪符) を販売しました。贖宥状/免罪符、どちらを答えてもかまいません。
これに反発した ルター は 九十五箇条の論題 を掲げて教会を批判しました。彼はローマ教皇や宗教会議そのものの権威をも否定したため、教皇 レオ10世 から 破門 されることになりました。
国内の諸侯を巻き込む一大変革へ
「地上における神の代理人」であるローマ皇帝にとっては、カトリックへの批判は皇帝への批判と同義でした。そこで皇帝 カール5世 はルターを 追放処分 としました。
追放処分となったルターは、カール5世と対立していた ザクセン選帝侯 フリードリヒに保護されることになり、キリスト教の聖典『 新約聖書 』のドイツ語訳を完成させました。
もともと ラテン語 で書かれていた『新約聖書』をドイツ語に翻訳したことで、ドイツでも多くの人びとが聖書を読むことが可能になりました。人びとは聖書の教えへの理解を深め、同時にカトリック教会への不信感を強めるようになりました。
ドイツ国内は混乱し、 ミュンツァー はドイツ農民戦争を指導して、宗教や社会そのものの変革を掲げて戦いました。当初ルターは農民たちに同情的でしたが、次第に態度を硬化させ、最終的に反乱は鎮圧されてしまいました。
高校世界史Bの問題
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- 第三勢力の台頭と米ソの歩み寄り
- 自立を強める東アジア
- アジア諸地域の紛争
- 経済危機と冷戦の終結
- 現代文明と各地の紛争
今回はドイツ宗教改革の始まりについての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。