高校世界史B
5分で解ける!スイス・イギリス宗教改革に関する問題
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練習の解説授業
いまの世界があるのはカルヴァンのおかげ!?
チューリヒを拠点として宗教改革を実施したのは ツヴィングリ でした。しかし彼は途中で戦死してしまったので、特にスイスにおいて大きな影響力は持ちませんでした。
次に登場したのが カルヴァン でした。彼は 予定説 を唱えて神の意志の絶対性を説き、人間の行為の無意味さを強調しました。
魂の救済はあらかじめ決まっており、人間の意志や善行には無関係であると説く一方で、神への絶対服従を示すために現世の天職に励むことを勧めました。
カルヴァンの教えにより、キリスト教において初めて お金を儲けることが正当化されることになりました。 彼の教えはヨーロッパに広く普及しました。
さらにカルヴァンはスイスの ジュネーブ に招かれ、そこで 神権政治 を行いました。
イギリスの宗教改革にはウラがある!?
イギリスでは 国王が中心となって 宗教改革を進めたため、国王に都合の良い改革が行われました。
宗教改革を始めた国王を ヘンリ8世 といいます。彼は教皇と対立してカトリックを離れ、 国王至上法(首長法) を制定して イギリス国教会 を創始しました。
イギリス国教会は順調に信仰を拡大していきましたが、ある国王の時代にカトリックの復活が宣言され、新教徒(イギリス国教会の信徒)は一時弾圧を受けることになりました。
その国王が メアリ1世 です。多くのプロテスタントを殺害したことから、彼女は 血のメアリ(Bloody Mary) とも呼ばれています。
メアリ1世が亡くなると エリザベス1世 が即位しました。彼女は 統一法 を制定し、イギリス国教会を確立しました。こうして、イギリス国王が国内の政治・宗教の実権を握るようになったのです。
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今回はスイス・イギリス宗教改革についての学習でした。
それでは、内容を確認していきましょう。