5分でわかる!カトリックは間違っていない!
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この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は、「対抗宗教改革の始まり」です。
対抗宗教改革 とは、宗教改革に対する カトリック側の改革運動 を指します。
これまでの授業では 宗教改革 について勉強してきましたね。 ルター や カルヴァン らが、カトリックに反発して進めた改革です。ポイント1では、宗教改革に対する カトリック側の改革運動 に注目します。
イエズス会の設立
これから、対抗宗教改革の大きな動きを2つ紹介します。1つ目は イエズス会 の活動です。こちらを見てください。
左側のイラスト、見覚えのある方も多いのではないでしょうか?そう、日本にキリスト教を伝えた フランシスコ=ザビエル です。彼は イグナティウス=ロヨラ とともに イエズス会 を立ち上げました。
イエズス会は カトリックの世界伝道 を目的とした組織です。ヨーロッパだけではなく、世界中にカトリックを広めていこうとしたのです。
宗教改革でカトリックへの反発が広まるヨーロッパではなく そもそもキリスト教がまだ広まっていない地域 に注目し、カトリックを布教しようという作戦を立てたわけです。こうした狙いのもとで、ザビエルは日本にやってきました。
トリエント公会議の開催
対抗宗教改革の大きな動き。もう1つは トリエント公会議 の開催です。こちらを見てください。
トリエント公会議は、1545年にローマ教皇によって召集されました。この会議では、教皇至上権やカトリックの教義が再確認されました。また、カトリックの教えに反する書物をまとめた 禁書目録 が制定され、カトリックに反発する人については 宗教裁判 も行われました。
「魔女狩り」の流行
当時のヨーロッパでは、カトリック側も、それに反発するプロテスタント側も、双方が「 魔女狩り 」を行っていました。性別に関わり無く、教義に反する人物を「 魔女 」と認定し、処刑していたのです。
以上、対抗宗教改革について説明しました。 イエズス会 の設立と トリエント公会議 の開催、この2つをしっかり覚えておきましょう。
宗教改革の4回目。
今回は「対抗宗教改革と宗教戦争」について学習します。