5分でわかる!スペインに果敢に勝負を挑んだオランダ!
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この動画の要点まとめ
ポイント
オランダ独立戦争が始まった理由は?
1556年に即位したスペイン国王 フェリペ2世 は、当時スペインが支配していた ネーデルラント (現在の オランダ )に対し、重税を課すと共に カトリック信仰を強制しました。
当時ネーデルラント北部では ゴイセン が、南部では カトリック が広く信仰されていました。ゴイセンとは、ネーデルラントにおける カルヴァン派 の呼称です。カルヴァン派についてはスイス宗教改革のところで勉強しましたね。
重税とカトリック強制に反発した南部と北部は、スペインからの独立を求め戦争を起こしました。1568年、 オランダ独立戦争 の始まりです。
ただし、ゴイセンが多くカトリック強制に反発する北部と、もともとカトリックが優勢な南部とでは、この戦争にかける情熱に大きな差がありました。
南部10州は降伏!北部7州はユトレヒト同盟を結成した
1579年、 南部10州はスペインに降伏してしまいました。 孤立した北部7州は同年 ユトレヒト同盟 を結成し、信教の自由を得るまでは戦い続けることを誓いました。
ちなみに、ユトレヒト同盟の中心となった ホラント州 は、日本語での呼称「 オランダ 」の語源なのです。
ついに独立を達成!
ユトレヒト同盟の指導者を オラニエ公ウィレム といいます。彼の指導のもと、北部は1581年に ネーデルラント連邦共和国 として独立を宣言しました。
その後も戦争は続いたものの、1609年には 休戦条約 が結ばれ、オランダは実質的に独立を達成したのです。
オランダ独立戦争のきっかけは、スペイン国王 フェリペ2世 が カトリックを強制 したことでした。ネーデルラント北部と南部は独立戦争を起こし、もともとカトリックが多い南部は先に降伏しましたが、ゴイセンが優勢な北部は ユトレヒト同盟 を結成、最後まで戦いを続けました。最終的には ネーデルランド連邦共和国 として独立を達成したのです。この流れをしっかり覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は、「オランダ独立戦争」です。
16世紀から17世紀にかけて、オランダとスペインの間で戦争が起こりました。それが オランダ独立戦争 です。いったいなぜ戦争が起こったのでしょうか?