5分でわかる!17世紀はオランダの世紀!?
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この動画の要点まとめ
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1568年に始まった オランダ独立戦争 を経て、オランダは1609年にスペインからの独立を果たしました。17世紀のオランダは急速に世界に進出し、独自の貿易ルートを確立していくことになります。今回は オランダの発展 について勉強します。
スペインから独立したオランダ、アジア貿易の独占をねらう!
ポイント1でも登場したスペインの フェリペ2世 は、スペイン領であった ネーデルラント にカトリックを強制しました。この カトリック政策 に反発する形でオランダ独立戦争が起こり、オランダは1609年に独立を果たしました。
独立直後、首都を アムステルダム においたオランダは アジア貿易の独占をたくらみました。 「アジア貿易」といえば、大航海時代に ポルトガル が独占した貿易です。しかし、そのポルトガルは フェリペ2世率いるスペインに併合されてしまいました。
「ポルトガルの力が衰えた今こそ アジア貿易に参入するチャンス! 」そう考えたオランダは オランダ東インド会社 を建設し、ジャワ島の バダヴィア に貿易拠点を置きました。
アジア貿易独占をねらうオランダは、世界各地に拠点を建設していきました。例えば 台湾 を占領し、日本・中国との通商の拠点としました。
さらにはアフリカ最南端の ケープ植民地 を建設し、ここにも拠点を確保しました。こうしてオランダは着実にアジア貿易ルートを確立していったのです。
アンボイナ事件でイギリスを追い出し、アジアを独占!
1623年、東南アジアのモルッカ諸島で アンボイナ事件 が発生しました。オランダは、アジア貿易におけるライバルであった イギリス の商館員を虐殺し、イギリス勢力を東南アジアから排除しました。
こうしてオランダは アジアでの香辛料貿易を独占することになったのです。
オランダはアメリカ大陸にも進出!
以上、オランダがアジア貿易を独占しようとする動きを見てきました。ただ、オランダが貿易ルートを広げようとしたのはアジアだけではありませんでした。 アメリカ大陸 にも進出したのです。
オランダは、アメリカ進出のために オランダ西インド会社 を設立しました。さらに ニューネーデルラント植民地 を獲得し、貿易拠点として ニューアムステルダム を建設したのです。こちらを見てください。
このように、オランダは西側(アメリカ大陸側)にも進出しました。ちなみに、貿易拠点 ニューアムステルダム は現在の ニューヨーク です。
オランダは独立直後からアジア・アメリカ地域に進出を果たしました。その勢いは「 17世紀はオランダの世紀 」と称えられるほどだったのです。オランダの発展、しっかり復習しておきましょう。
ポイントの2つ目は、「オランダの発展」です。