高校世界史B

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5分でわかる!偉大なる女帝!マリア=テレジア!

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この動画の要点まとめ

ポイント

偉大なる女帝!マリア=テレジア!

高校世界史 東欧絶対王政1 ポイント2 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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ポイントの2つ目は「マリア=テレジアの業績」です。
三十年戦争後のオーストリアでは、 マリア=テレジア という女王が登場します。

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彼女は数々のすばらしい業績を残し、現在でもオーストリア国民に愛されています。いったいどんな女王だったのでしょうか?

オーストリア継承戦争

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マリア=テレジアは1740年に即位しました。彼女の父カール6世に 男性の王位継承者 がいなかったため、娘であるマリアが即位したのです。カール6世は女性でも帝位を継承できるように法令を制定しました。

「マリア=テレジア」の見出し+テキスト2行/~法令を制定

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しかし、女性が皇帝を務めることに対して周囲の国々が反発しました。マリアは即位と同時に戦争をすることになってしまったのです。この戦争を オーストリア継承戦争 といいます。

image02の続き/対立の図+テキスト2行/オーストリア~ドイツ諸侯が反発

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マリアの即位に反発したドイツ諸侯は、団結してオーストリアを攻撃しました。また、マリアは ハプスブルク家 の出身だったのですが、ハプスブルク家と犬猿の仲である フランス も参戦し、オーストリアを苦しめました。

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オーストリア劣勢の中、1748年に アーヘン条約 が結ばれました。この条約で マリア=テレジアのオーストリア継承権は承認されました。 しかし、オーストリアはプロイセンに対し シュレジエン 地方を割譲することになったのです。

image03の続き3行/右頁上部/アーヘン条約~を割譲

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シュレジエン地方は有名な 石炭と鉄の産地 です。人口も多く、この場所を奪われるのは非常に痛手でした。

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マリアは考えました。シュレジエン地方は絶対に取り返したいですが、戦争を始めれば確実に フランス が介入してきます。フランスが介入すれば多勢に無勢、オーストリアが不利になるのは明らかです。

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オーストリアの国益を重視した彼女は、ある決断をしました。 イタリア戦争以来、長年対立してきたフランスと和解することにしたのです。

外交革命|オーストリアとフランスが手を結んだ!

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15世紀末~16世紀にかけて行われたイタリア戦争以来、オーストリアとフランスは約200年間対立を続けていました。しかし、シュレジエン奪回を目指すオーストリアが接近したことで、ついに両国の対立関係が解消されたのです。これを 外交革命 といいます。

image04の続き4行/「外交革命」~対立が終わる!

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ちなみに、フランスと同盟関係を結ぶ際、マリアは人質として 自分の娘 をフランスに嫁がせました。その名も マリ=アントワネット といいます。

七年戦争

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フランスを味方につけたオーストリアに対し、両国の接近を警戒したプロイセンが宣戦布告しました。1756年、 七年戦争 の始まりです。

image05の続き/対立の図+ラスト1行

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シュレジエン地方奪回を目指すオーストリアは、フランスや ロシア 、スウェーデンを味方につけ、有利に戦争を進めました。そしてついにプロイセンを追い詰めたのですが…

ロシアの裏切り!シュレジエン地方は奪回できず…

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当時、オーストリアを支援した ロシア では 女性の皇帝 が即位していました。しかし彼女は1761年に急死してしまい、新たにピョートル3世という皇帝が即位しました。

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実は、この新しい皇帝は プロイセン王フリードリヒ2世の大ファンだったのです。 ピョートル3世が即位したロシアはオーストリアを裏切り、プロイセンに味方しました。

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ロシアの裏切りに加え、 フランスの敗北 もオーストリアには痛手でした。フランスは七年戦争と並行して戦っていた植民地戦争でイギリスに敗れ、多くの植民地を失うことになったのです。

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ロシアの裏切りにフランスの敗北。結局オーストリアはプロイセンを倒すことができず、シュレジエン地方奪還に失敗してしまいました。

image05の続き/対立の図+ラスト1行

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今回は、オーストリアの女帝 マリア=テレジア に注目しました。彼女が戦った2つの戦争や、フランスとの関係を改善した「外交革命」について、しっかり復習しておきましょう。

この授業の先生

新里 将平 先生

「世界史を楽しく,わかりやすく教えたい!」をモットーにストーリー性のある授業展開で、歴史上の人物や国が当時何を考え、どう動いたかを感情を込めて伝える。

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      東欧絶対王政

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